闇金に強い弁護士・司法書士おすすめ13選|口コミ・選び方・費用
闇金業者が「弁護士に相談しても意味ない」と脅すことがありますが、これは単なる脅し文句に過ぎません。闇金被害に対応して…[続きを読む]
「闇金」とは、簡単に言えば違法な金融業者のことです。
貸金業登録をせず、法定金利の上限金利を超えた利率で貸金業を行っています。
闇金からお金を借りてしまうと、大きなトラブルに巻き込まれます。元本が少額であっても雪だるま式に利子が増えていき、あっという間にとんでもない金額の借金を背負うことになってしまいます。
また、金銭面以外の部分でも闇金は悪質で、法外に執拗な督促はもちろん、返済を遅延させる妨害などを行ってくることがあります。
「闇金から少額しか借りてないから大丈夫」「闇金はすぐに返せば問題ない」と思っていても、闇金と関係を持ってしまった場合、一般人が自力でトラブルを解決することは現実的ではありません。
闇金問題の解決には、法律のプロである弁護士・司法書士などの専門家の力を借りる必要があります。
「弁護士・司法書士に闇金解決について相談しても意味ないのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますので、この記事では、闇金問題を弁護士・司法書士に相談する4つのメリットを解説します。
目次
どうしてもお金が必要な状況になった場合だけでなく、闇金と知らないまま違法業者からお金を借りてしまうことがあるかもしれません。
万が一闇金からお金を借りてしまった場合は、様々なリスクを回避するためにも早期のうちに解決する必要があります。
この場合は、弁護士や司法書士に相談をしてみることをお勧めします。
闇金業者は非合法な存在です。裁判になった場合は、違法行為をしている闇金業者が勝てる見込みはありません。
すなわち、法律を破っている闇金は、法律の専門家には太刀打ちできないのです。
そのため、闇金は法律の専門家、特に弁護士が債務者の味方になることを嫌います。
通常、債務者から依頼を受けた弁護士・司法書士が受任通知(案件を受任したという通知)を闇金業者に送ることで、闇金からの取り立ては止まります。
弁護士や司法書士が介入した途端、闇金業者にとってはその債務者との関係を維持するデメリットが大きくなるのです。
もちろん、弁護士・司法書士が介入してきても執拗に債務者に連絡を取ろうとする業者は存在しますが、そのような場合も専門家は毅然とした態度で違法性を指摘し、これ以上債務者と関わらないよう交渉します。
結果として、闇金との関係を完全に切ることができるでしょう。
闇金問題の解決を専門家に依頼した場合、業者1件あたり3~6万程度の費用がかかることが多いです。
この金額は借金で困っている人にとっては高いと感じるかもしれませんが、日々の取り立てに怯えながら違法な金利を払い続けることを考えると、専門家に依頼をして根本から解決した方が圧倒的にお得です。
そもそも、違法な金利で設定された借金は、利息をはじめ元金も返済義務がありません。
さらに、闇金が使っていた口座を凍結させることができれば、過去に闇金へ払った返済金も返ってくる可能性があります。
闇金問題から解放されれば、これまで闇金に支払っていたお金を弁護士費用(司法書士費用)に充てることもできるはずです。
後払いや分割払いに応じてくれる事務所も多いので、まずは相談してみることがお勧めです。
警察は「民事不介入」といって、民事事件には対応してくれないことが多いです。
そして、闇金が関わっているとはいえ、借金(お金の貸し借り)はあくまで民事事件なので、警察に相談しても早急な解決は見込めないと思ってください。
物を壊される(器物損壊)、脅迫される、暴行を受けるなどすれば、それについては当然刑事事件となります。
しかし、闇金業者も警察が出てくるのを嫌がるため、刑事事件にならないような方法で債務者を追い込もうとするでしょう。
このため、闇金との関係を解決するのは弁護士や司法書士に相談するのが一番です。
逆に、闇金問題で暴力事件(暴行・脅迫など)に巻き込まれそうであったり、違法行為への加担(名義貸しでの口座の開設・携帯電話の契約など)をさせられそうであったりするならば、警察に連絡することも可能です。
弁護士や司法書士は、闇金問題を解決できると共に借金問題のスペシャリストでもあります。
よって、闇金から借りるにまで至ってしまった経済的な問題について、個別の状況に応じたアドバイスを提供することができます。
闇金問題だけ解決しても、その後の経済状況が改善できなければ再び闇金に手を出してしまう可能性は0ではありません。
弁護士・司法書士ならば、将来の生活まで考慮して、債務整理などの最適な解決策や行動計画を提案してくれます。
漫画やドラマのような話ですが、実は、弁護士が闇金業者とグルになっているケースも0ではないと思われます。
特に、闇金業者から「支払えないならばこちらの弁護士に相談してみてください」などと紹介された弁護士は、ほぼ間違いなく闇金業者とグルであると疑ってください(そもそも、このような弁護士は資格すら持っていない偽物であるケースがほとんどです)。
闇金とグルになった弁護士は、「闇金問題を解決する」「債務整理をする」などと言って高額な弁護士費用を要求し、相談者から更にお金を搾り取ろうとします。
よって、闇金問題を解決したいと考えるならば、闇金業者から紹介された弁護士ではなく、自分で探した「闇金問題に強い弁護士・司法書士」へ相談するようにしてください。
ここまで説明しても、なぜ闇金が危険なのか?がピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
特に近年は「ソフト闇金」などと呼ばれる、柔和で親切かつ親身な態度を装う闇金業者もあります。このような業者からお金を借りていると危機感も薄くなりがちですので、「弁護士や司法書士に頼まなくても大丈夫」「相談しても意味がない」と思うでしょう。
しかし、闇金は多くは出資法に定められた上限金利を超えた利率で貸金業を行っています。
貸金業法に定められた登録も行っておらず、一度関わると違法な手段で最後までお金を搾り取られてしまうリスクがあります。
出資法および利息制限法で定められている年20%を超える金利は違法です。
しかし闇金は、年利換算で数千%にもなる金利でお金を貸すこともあります。
「流石にそんな条件でお金を借りる人などいないのでは?」と思うかもしれませんが、これを年利ではなく月利などで言われてしまうと、頭の中ですぐに計算することは難しいのではないでしょうか?
特に闇金業者は「トイチ」「トサン」「トゴ」などの言葉で金利を表現します。
それぞれ以下のような意味です。
仮にトイチ(複利)で100万円借りた場合、1ヶ月後の返済額は133万1000円となります。
100日後には約260万円と、借りた額の2.5倍を超えて膨れ上がってしまうので、いかに恐ろしい金利なのかがわかるはずです。
多額になった闇金の借金を返済できなくなるケースは多いですが、滞納を続けていると厳しい取り立て・嫌がらせが行われます。
例えば以下のような取り立てです。
これらの取り立ては法律で禁止されているため、正規の貸金業者が行うことはありません。
金利が少し高い程度なら、すぐにお金を返してしまえば問題ないように思えます。
しかし、闇金はすぐに完済できないからこそ危険なのです。
闇金の目的は、法外な金利を長期にわたって回収することです。1回で返済されてしまうと金利を回収することができません。
そのため、闇金はできるだけ金利を膨らませようと企んでいます。
こういった事情から、債務者が返済しようとしても難癖をつけて受け取らないことが往々にしてあります。
例えば「今担当者がいない」「今回は利息だけの返済(=ジャンプ)にしましょう」などと言って、持参したお金を受け取らないケースがありえるのです。
また、受け取らないだけでなく「押し貸し」によって無理矢理借金を作らされることもあります。
銀行口座に勝手にお金を振り込んで「利息をつけて返せ!」と迫るのです。
更には、「返済が遅れた違約金(慰謝料)を払え」などと脅してくることもあります。闇金はお金さえ手元に来れば名目は何でも良いのです。
このように、闇金は常に相手に借金がある状態を作り出し、真綿で首をじわじわ絞めるような手法を好んで使います。
一度関わりを持ってしまった場合、長期間付きまとわれる可能性が高いです。
闇金からの借金が返済できない状態になると「支払いを待ってやるから○○をしろ」「少し利息をまけてやるから○○をしろ」と、何らかの犯罪行為に加担させる闇金もいます。
また、最初から「お金を借りたいなら○○をしろ」などと要求をしてくるケースもあります。
闇金が行う犯罪の例としては、以下のものが挙げられます。
当然ながら、どれも違法行為であり犯罪です。命令されて行ったからとはいえ、逮捕されると刑事罰が待っています。
都合の良いコマにされてしまうことがあるため、闇金とは絶対に関わりを持ってはいけません。
上記の通り、闇金からお金を借りると様々なトラブルが発生します。
闇金の悪評も有名であるため、わざわざ闇金からお金を借りる人などいないのでは?と思う方も多いでしょう。
しかし、現実には闇金からお金を借りてしまい、大きなトラブルに発展する方も多いです。
なぜ、闇金からお金を借りてしまうのでしょうか?
通常、貸金業者(消費者金融・銀行など)からお金を借りるときには「審査」があります。
しかし、闇金の審査は甘い、あるいは審査なしのため、合法的な業者から融資を断られてしまった人でもお金を借りることができます。
このため、例えばブラックリストに載ってしまって通常はお金を借りられない人が、どうしてもお金が必要となり闇金を頼ってしまうことがあるのです。
闇金側もこれを理解しており、ブラックリストに載っている人(過去に自己破産や個人再生をした人)に営業をかけることもあるようです。
例えば、自己破産や個人再生をすると、住所や氏名が「官報」に掲載されて公告されます。
官報を読む人などほとんどいないため、官報のせいで破産や個人再生のことが周囲にバレることはほとんどありません。しかし、闇金業者が官報を見て近づいてくる可能性はゼロではありません。
このため、自己破産や個人再生の後でお金に困っている人や、長期滞納が理由でブラックリスト入りして他からお金を借りられない人が、藁にもすがる思いで闇金に手を出してしまうことが起こり得るのです。
闇金業者は、当然ながら「自分は闇金業者ですよ」と看板を出しているわけではありません。「優良である」などとアピールして、借入のリスクがないことを広告してインターネット上で集客を行います。
特に近年は「ソフト闇金」などと呼ばれる、柔和で親切かつ親身な態度を装う闇金業者もあります。
金利も他の闇金に比べて安く設定しているため、闇金業者と思うことなくお金を借りてしまう人もいます。
他にも、「給与ファクタリング」「後払い現金化」など、闇金の手口は巧妙化しており、利用者が相手が闇金業者であると知らないままお金を借りてしまうケースも多いです。
闇金には絶対に関わるべきではありませんが、万が一関わってしまった場合は、少しでも早く弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。
闇金問題を自分だけで解決しようとすると、墓穴を掘って更にトラブルが悪化してしまう可能性があります。
法律のプロに依頼して適切に関係を絶ってもらえば、報復を受ける可能性を抑えつつ借金を解決してくれます。
相談は早ければ早いほど、闇金による被害を抑えることができます。
なお、闇金業者との交渉には危険が伴いノウハウも必要になるため、取り扱いなしとしている事務所も多いのが現状です。弁護士・司法書士に相談する場合は、闇金対応に強い専門家を探すようにしましょう。