アイフルから通告書・ピンクの封筒・赤い封筒ハガキが届いた!どうすればいい?
アイフルからの借入を放置してピンクの封筒や赤い封筒が届いた場合は要注意です。無視すると財産(給与・預貯金など)の差し…[続きを読む]
アイフルの返済が滞ると、直ちに遅延損害金が発生し、電話やメールでの督促が開始されます。滞納が続けば、その取り立ては厳格になり、究極的には資産の差し押さえの可能性も出てきます。返済の困難さを理由に放置するのは避けるべきです。
本記事では、アイフルにおける借金の返済延滞による督促や差し押さえの危機に直面している方向けに、実践的な対応策を詳しく紹介します。
目次
まず、アイフルから借りたお金を返済できずに放置するとどうなるのか、その流れを解説します。
アイフルの借金の返済を一日でも滞納すると、アイフルから電話やメールで督促があります。
最初の督促は穏やかなもので、「支払いがされていませんが、何かありましたか?」「いつ頃支払いができますか?」という、確認の意味を込めてのものになります。
電話の時に「うっかり忘れていました。○日までに払います」などと言い、その約束の期日までにしっかりと支払うならば、それ以上の問題には発展しません。
しかし、一度約束した期日を守らず、滞納から日が経てば経つほど、アイフルからの督促の内容は厳しいものになって行きます。
滞納から1〜2週間後には自宅に督促状(封筒、ハガキ)が送られてくるほか、電話での取り立ても継続するでしょう。
とは言え、アイフルは貸金業法に則った正当な企業であるため、債務者の生活を害するような不当な取立てを行うことはありません。
早朝や深夜の来訪・張り紙・家の前にしつこく居座るなど、貸金業法に違反するような過度な取り立ては行われませんのでご安心ください。
滞納が長く続くと、場合によっては自宅や勤務先にも連絡が来るケースも考えられます(しかし、電話先の担当者がアイフルを名乗ることはありません)。
なお、アイフルの担当者が自宅や勤務先に訪問をすることはないとしています。あくまで電話や郵便での督促となるでしょう。
滞納の翌日から遅延損害金が発生します(利息とは別のものです)。
アイフルの実質年率は最大18%、遅延損害金は上限利率の年20.0%が適用されます。滞納が続けば続くほど、支払わなければならない金額は膨れ上がっていくのです。
(※アイフルでは、はじめてアイフルと無担保キャッシングローンを利用する場合、最大30日間利息0円のサービスを提供しています)
参考:お利息|アイフル公式サイト
ちなみに、アイフルは再振替をしていないので、引き落としができなかった場合には、アイフルATM・提携ATM・振り込みで返済をすることになります。
借入を2ヶ月ほど滞納していたり、短期の延滞を何度も繰り返したりした場合、「ブラックリスト」に掲載されてしまいます。
「ブラックリスト」は正式な名称ではなく、金融機関同士の情報ネットワーク(信用情報機関)で「この人は過去に借金を約束通りに返済しなかったことがある」という情報が掲載されることを示します。
アイフルに限らず、銀行や消費者金融への返済を怠ると、このネットワークに事故情報が登録されてしまいます。
消費者がクレジットカードやローンなどを新たに利用する際には、申し込みを受けた会社(加盟会員会社)がその消費者の信用力(支払い能力)を判断するために、信用情報機関に登録されている信用情報を確認します。これが「審査」と呼ばれているものです。
ここで、過去に延滞していたという事実が確認されると「この人は返済能力に難がありそうだから、お金を貸しても返ってこないかもしれない」として、審査に落としてしまうのです。
ブラックリストへの掲載期間中は、原則として新たにローンを組めず、また、クレジットカードを新規作成すること・更新することもできなくなります。
すなわち、アイフルを延滞してブラックリストに掲載されたら、貸金業者からお金を借りたり、クレジットカードを使ったりすることはしばらくの間不可能になり、私生活に何らかの影響が及ぶ可能性があります。
ブラックリストへの掲載と同時期あるいは少し後(最初の滞納から2ヶ月ほど経過後)には、アイフルから「一括請求書」「期限の利益喪失通知書」「予告通知書」が送られてくることも考えられます。
アイフルや債権回収会社は、長い間借金を返さない債務者に残務の一括払いを要求します。
これは、長期に渡り滞納したことで、契約書内にある「債務者はこの期日までは返済をしなくても良い」という「期限の利益」を喪失してしまうからです。
このような通知が届いてもなお放置を続けた場合、次に説明する強制執行の手続きを取られてしまう可能性が高いです。
しかし、ここまで滞納していた借金を一括で支払うことは不可能でしょうから、本格的に弁護士などの専門家への相談を考えるべきです。
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また、アイフルは多くの消費者にお金を貸しているため、滞納している全員に自社で回収を促し続けることは困難です。
そこで、アイフルは債権回収会社(サービサー)や債権回収を業としている法律事務所に借金の回収業務を委託することも多く、アイフルに代わって「アストライ債権回収」や「高橋裕次郎法律事務所」から督促が来るようになるケースもあります。
この場合、元の債権者であるアイフルからは「債権譲渡通知」というものが送付されてくるはずです。
アイフルからの一括請求・予告通知書(最終通告)の後も支払わずにいると、次には裁判所から「支払督促」が届きます。
これは、アイフルが裁判所に申立て、金銭の支払いを求めているということです。
支払督促に対しては、異議申立書が同封されています。債務者はこれを2週間以内に返送して、「異議申し立て」をする必要があります。
異議申し立てをしないと「仮執行宣言付支払督促」が送付され、これの到着後には財産の差し押さえなどの強制執行が可能となってしまいます。
なお、裁判所を通して借金の返済を求める手段には「訴訟」の提起もありますが、これは手間のかかる手続きなので、アイフルなどの消費者金融が利用することはほとんどないでしょう。
このように、アイフルからの借金を滞納・延滞した場合、強制執行により財産(給料・預貯金・持ち家・車など)が処分されてしまったり、ブラックリストに掲載されてしまったりと、様々な不利益を受けます。
特に給与を差し押さえられると、手取り額が減ってしまうため、生活への影響が多大になります。
アイフルはスマホローンや即日融資で家族に内緒で借りやすいのも特徴ですが、滞納による督促が続けばその内緒の借金もバレやすくなってしまいます。
利用者が取ることのできる対処法として、以下のようなことを早めに行うことをお勧めします。
何らかの都合で返済が遅れることが予め分かっている場合は、会員メニューから「次回返済期日の変更(猶予)」で変更するか、会員専用ダイヤル(0120-109-437/平日9:00~18:00)へ連絡をしましょう。
返せない理由(解雇・病気など)や、いつ頃返せるかなどの事情を話すことで、返済の期日を調整してもらえる可能性があります。
予めアイフルに連絡をすることで、次の期日まで督促に悩まされることはありません。
約束の日にしっかりと支払えば、ブラックリストへの掲載も免れます。
もちろん、既に返済期日を過ぎてしまっている場合でも、アイフルに連絡を入れるようにしましょう。遅れた理由や次の返済予定日を伝えることで、その後に続く督促をストップすることができます。
なお、どうしても返済日までに返済金額が準備できない場合、アイフルは一時的に当日までの「最低金額」の返済をすることを推奨しています。
参考:どうしても返済日までに返済金額が準備できない場合はどうすればよいですか?|アイフル公式サイト、よくある質問
借金の金額が大きすぎる・収入がなくなったなどの理由で分割払いも難しい場合は、債務整理を行うことを検討しましょう。
債務整理は、借金を整理し、債務の負担を軽減する手続きのことです。
債権者(アイフルなど)との交渉や法的手続きによって、借金の減額・免除・返済スケジュールの延長を認めてもらいます。
それぞれの方法にはメリット・デメリット、注意点があり、いずれも一長一短です。
したがって、どの手続きを利用するかを選択する際には、債務者の状況(収入や債務の総額など)を分析した上で決定する必要があります。
あなたがどの債務整理方法を選択すべきかについてのアドバイスを受けるためにも、債務整理は弁護士・司法書士に依頼をして行うのが通常です。
弁護士は債権者との交渉(任意整理)や、裁判所での手続き(自己破産・個人再生)を代行してくれるので、失敗もなく、スムーズに債務整理を進めることができるでしょう。
アイフルは、価格.comが実施したカードローンカテゴリ人気ランキングで、2021年下半期総合1位を獲得した大手消費者金融です。
WEB申し込みなら最短25分で融資を受けられます。24時間365日いつでも振込がされるので、急にお金が必要になった時などに便利と言われています。
また、スマホアプリで申し込むと、来店や郵送物も必要なく、原則として全ての手続きをスマホで完了させることができます(スマホローン)。限度額の変更もスマホアプリから可能です。
申し込みの簡単さだけでなく、全国のコンビニに約70,000台の定型ATMが存在するため、気軽に利用できるローンと言えるでしょう。
アイフルは、融資が手軽で簡単な故に、軽い気持ちで借入してしまい、無計画なまま返済額が膨れ上がってしまうケースがあるようです。
アイフルの実質年率は最大18%、遅延損害金は上限利率の年20.0%が適用されますので、知らないうちに返済額が膨れ上がってしまったというケースも多いでしょう。
アイフルの借金を重ねて返しきれなくなった場合には、督促や差し押さえに日々悩むことでしょう。
特に一括返済の請求がきた時点で、自力で生活を立て直すことは難しいケースがほとんどです。
アイフルからの借入を返せずにお悩みの方は、今以上に延滞金が嵩み返済が厳しくなる前に、弁護士に相談をして債務整理をすることをおすすめします。