夫婦旅行の楽しみ方|テーマ目的例・仕方がわからない場合を解決!
2020年以降、旅行のあり方は大きく変わるかもしれません。アフターコロナだからこそできる旅行、夫婦旅行を楽しむために…[続きを読む]
近年、結婚しているにもかかわらず子供のいない夫婦という形態が増加しています。
子なし夫婦は、子供がいないからこそ享受できる幸福感を感じる一方で、老後や日常の寂しさといったさまざまな悩みを抱えています。
しかしながら、子供のいない夫婦でも、親子関係に近い形の絆を築くことができる選択肢が存在し、その方法で悩みを解消している人々もいます。例えば、ペットを飼う、同じ趣味を持つ友人との交流を楽しむ、子供のいないカップル同士で集まるグループに参加するなどのアプローチがあります。
子供のいないことが離婚の原因となるケースもありますが、夫婦としてお互いにコミュニケーションを図り、共有する目標を持ち、幸せな結婚生活を築くことも可能です。
そこで、この記事では、子なし夫婦が感じる生きがいや老後に対する悩み、また彼らが一層幸せな日々を過ごす方法についても詳しく紹介しています。ぜひ参考にして、より充実した人生を楽しんでいただければ幸いです。
目次
子なし夫婦が感じる1つ目の幸せは、時間的ゆとりがあることです。
子育ての時間がない分、全ての時間を自分たちのために使うことができます。
仕事や趣味に没頭することもできますし、夫婦2人の時間をゆっくりと楽しむことができます。時間を気にせずお出かけをしたり、凝った料理を作ったり、自分の好きなように自由に生活をマネジメントすることができます。
子なし夫婦が感じる2つ目の幸せは、金銭的なゆとりがあることです。
子なし夫婦であれば、自分が稼いだお金を自分たちだけのために自由に使うことができます。趣味や食事などで贅沢をすることもできますし、老後に備えて貯金をすることもできます。
実際に、毎年好きなように旅行に出かけることを楽しみにしている子なし夫婦は多くいます。
子供1人育てるのに必要なお金は3,000万円以上と言われていますが、子なし夫婦であればこれらのお金を全て自分たちのために費やすことができるのです。
子なし夫婦が感じる3つ目の幸せは、子育てに関する不安や悩みがないことです。
友人関係や成績、進路や健康面など、子供の生活には様々な悩みが心配が付きまといますが、子なし夫婦はこれらがない分、穏やかに過ごすことができます。
また、老後においても、孫や子供の就職の心配などがないため、結婚生活を通して、家族にまつわる心配事やストレスが少ないということができるでしょう。
子なし夫婦が感じる4つ目の幸せは、配偶者といつまでも恋人気分でいられることです。
子なし夫婦は、家族の形態に変化がないため、夫婦の関係に大きな変化が見られることは少ないです。また、子供がいない分、時間やお金にもゆとりがあるため、定期的にデートをするなどして、いつまでも恋人感覚でいることができるのです。
妊娠・出産を通して子供中心の生活になり、なかなか夫婦のことを考える余裕がなくなってしまう子あり夫婦に比べて、いつまでも夫婦お互いを異性として尊重することができます。
子なし夫婦が感じる5つ目の幸せは、仕事に没頭できることです。
子なし夫婦であれば、自らのキャリアの進み方を自由に決定することができます。
子供の送り迎えや心配もないため、残業もしやすく、好きなだけ仕事に没頭することができますし、今後も子なしの予定であれば、キャリアプランの自由度も高いでしょう。
夫婦だけなら、仕事やキャリアのリスクも取りやすくなります。
一方、子あり夫婦の場合には、妊娠や出産によってキャリアの継続を断念するなど、子供にまつわるライフイベントによって自分の進路まで大きく変わってしまうことも少なくありません。
ややネガティブな話にはなりますが、子ありのケースに比べて離婚を決断しやすいことを、子なし夫婦の幸せと感じる人もいます。
子なし夫婦であれば、自分のことだけを考えて、比較的自由に離婚を選択することができます。また、女性も仕事をやめていないケースも多いため、いざ離婚するときに離婚後の生活不安が軽減される傾向にあります。
一方、子供がいる場合には、子供のことを考えて簡単に離婚を選択することができません。特に女性は、妊娠や出産で専業主婦やパートになった場合、その後の生活を考えると、簡単に離婚を選択することが難しくなります。
子なし夫婦には様々な幸せがある一方、子供がいないことによる悩みもいくつか存在します。
ここでは、子なし夫婦が抱える3つの悩みについて解説していきます。
子なし夫婦の抱える悩みの中で、1番大きなものは老後への不安です。
老後への不安といっても色々なものがありますが、ここでは、精神面・資金・介護・相続の4つの側面から老後の不安について解説します。
老後は、同年代の友達も亡くなっていき、友達づきあいも減っていくことが予想されます。また、子供がいないと親戚づきあいも薄くなるケースが多く、なおさら孤独を感じやすくなります。加えて、夫婦の一方が亡くなった場合に1人になってしまうことへの不安もかなりのウェイトを占めます。
高齢者においては、仕事も退職し変化のない毎日のなかで「孫が生き甲斐」と感じている人は非常に多いです。しかし、子なし夫婦であればもちろん孫はいませんから、変化のない毎日で生きがいがなくなってしまう危険性もあります。
このように、老後の様々な場面において、孤独と隣り合わせの生活が予想されることに不安を感じている人は多いです。
子なし夫婦の場合、退職後は自分達が生活する全てのお金を、自分達でまかなっていく必要があります。
老後2,000万円問題も一時期話題になりましたが、状況に合わせて金額は変化しますので、老後の資金として3,000万円以上かかることもあるでしょう。また、介護施設への入所を決断した場合には、更に費用がかかることが予想されます。
もちろん、子供がいるからといって金銭的に助けてもらえる保証はありませんが、少なくとも何かあったら頼れる相手がいることは、生活において大きな安心材料となります。
このように、老後の生活費や介護費などの資金面について不安を感じるケースもあります。
歳をとった人がお互いの介護をする状態を「老老介護」と呼びます。
子供がいれば、夫婦の一方が病気になったような場合であっても、子供や子供の結婚相手などに介護をお願いすることができます。しかし子なし夫婦の場合には、夫婦の一方が認知症や病気になった場合には、1人でどうにかしなければなりません。
その結果、老老介護が不可避となってしまうのです。
また、双方が病気になった場合には、お互いが病気を抱えながらお互いの介護をしなくてはなりません。
このように、子なし夫婦は、老老介護が必要となる将来に不安を感じます。
子供がいない場合には、死亡後の相続も大きな問題となります。
配偶者は常に相続人になりますので、子あり夫婦であれば相続人は配偶者+子供となりますが、子なし夫婦の場合には、配偶者+親または兄弟姉妹が相続人となります。
また、場合によっては、仮に普段の付き合いがなくても姪や甥に相続権が移ることもあります。※
※姪や甥は本来の法定相続人ではなく、相続人になるはずだった兄弟姉妹が先に亡くなっているときのみ相続人となります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
関連記事(当社運営サイト):【図解】法定相続人の範囲と相続分|相続できる人が一目で分かる
関連記事(当社運営サイト):すぐにわかる甥・姪(兄弟姉妹の子)の代襲相続|イラスト付解説
このように、自分の望まない人にも相続権がいく可能性があることに不安を感じている子なし夫婦もいます。
夫婦2人きりの生活は、静かで落ち着いている一方で、寂しさを感じる人もいます。
具体的には、パートナーがいないときや構ってもらえない時です。歳をとってくると、若い時ほど遊ぶことも難しくなっていくため、徐々に寂しさが増していくのです。
また、子供を授かりたくて授かれなかったような場合には、子供がいないことに寂しさを強く感じます。
このように、夫婦2人きりの単調な生活に寂しさを感じ、悩みの種となってしまうのです。
世の中には様々な夫婦の形がありますが、「夫婦の幸せ=子どもの存在」と考える人も存在します。
子供がいないだけで、「なんでいないの?」「作らないの?」と質問をされたり、変な気を使われたりと、子供がいないことによって嫌な思いをしたことがある人は少なくありません。
このような発言を敵意なく言っていることは理解できても、なんとなく悔しさを感じてしまうのです。
また、親から催促される、というケースもあります。
このように、子供がいない生活に対する理解が得られにくく、周囲からの言葉や視線に傷つけられることに苦しむ子なし夫婦もいます。
子供がいなくても、充実した日々を過ごして生きがいや幸せを感じる方法、楽しみ方はたくさんあります。
ここでは、子なし夫婦が更に幸せに過ごすことができる4つの方法を紹介します。
まずオススメなのが、夫婦2人で旅行を楽しむことです。
経済的・時間的にゆとりのある子なし夫婦だからこそ、気兼ねなく旅行に行くことができます。
前述しましたが、実際に旅行を楽しんでいる子なし夫婦は多くいます。月に1回など、夫婦間で約束をして、常に楽しみを用意しておくようにしましょう。
そうすることで、予定している旅行に向けて仕事や家事のモチベーションを高めることができます。また、夫婦2人の一緒に時間を楽しむことにも繋がり、関係性をより良くすることができるでしょう。
新しくペットを飼う、というのもオススメの方法です。
ペットを飼うことで、共通の話題も増え、楽しみを増やすことができます。また、ペットを子供のように可愛がり、成長を楽しむことができます。
ペットからの癒し効果あるため、夫婦2人の時間をより穏やかで温かいものにすることができるでしょう。
元気なうちに、自分の居場所と呼べる場所を作っておくことも生きがいにとって大切です。
居場所とは、趣味仲間や自治会、職場の仲間などです。
配偶者の他に、自分の日常を共有できるような居場所を作っておくことで、悲しいことや辛いことがあった時に、お互いに励ましあうことができます。受け入れてくれる場所があるということは、大きな精神的支柱になります。
また、配偶者が帰ってこない、構ってくれない、先に亡くなってしまったなど、寂しさを感じることがあっても、仲間がいることで孤独さを軽減することができます。
このように居場所を作っておくことで、日常を更に充実させ、幸せなものにすることができるでしょう。
子なし夫婦の抱える悩みの一つに、【老後への不安】というものがあります。
前述したように、この老後の不安は、精神面、資金、介護、相続の4つに分類されます。
そこでここでは、この4つそれぞれに対する対処法を紹介します。
以下、表にまとめましたのでぜひご参照ください。
老後の不安 | 対処法 |
---|---|
精神 | 居場所を作っておく (例)自治会、趣味、職場の同僚、同級生 |
資金 | 住む場所や生活費を考慮して老後必要な資金を割り出し、貯金する |
介護 | 老人ホームに入居できるだけの資金を貯金する |
相続 | 遺言を残す、生前贈与等を活用する |
相続については、詳しくはぜひ一度弁護士にご相談ください。
このように、あらかじめ老後に備えて準備をしておくことで、安心して老後を迎えることができます。ぜひ実践してみてください。
子なし夫婦には、子なしならではの生きがい、楽しみ方、幸せと悩みがあります。
ぜひ、更に幸せになれる方法を実践して、老後の不安を取り除きつつ今の人生を楽しんでください。