赤ちゃん・子供の前で夫婦喧嘩!心や体への影響は?ケア方法解説

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  • 赤ちゃんの前で喧嘩してしまい、後悔している!
  • 小さな子どもの前で大声、怒鳴り声を上げてしまうことの影響はある?

「夫婦といえど他人」という言葉があります。少し冷たい言葉に聞こえますが、夫婦は時には相容れないこともあって当然です。
夫婦喧嘩の際には、激しい言い合いをしたり、怒鳴り合いになってしまったりすることもあるでしょう。

夫婦喧嘩に発展した時に気にかけなくてはならないのが、赤ちゃん・子どもへの影響です。ついカッとしてしまい子どもの前で言い合いになってしまった場合、子どもはその現場を見て何を思うのでしょうか。精神的なショックは成長に影響を及ぼしてしまうのでしょうか。

この記事では、子どもの前で怒鳴り合いの夫婦喧嘩をしてしまった時、子どもにどうやってフォローすれば良いのか、夫婦喧嘩を見て育った子どもの脳などに影響はあるのか、といった点を解説していきます。

大声・怒鳴り声での夫婦喧嘩が子どもに与える影響

どんなに我慢しようとしても、繰り返し嫌な言葉を投げかけられ、イライラが頂点に達してしまえば喧嘩になってしまいます。

ただ、売り言葉に買い言葉でどんどんヒートアップし、大きな声で喧嘩しているのを子どもに聞かれてしまったり、子どもの前で喧嘩を始めてしまったりと、子どもが両親の喧嘩を目の当たりにしてしまうケースは少なくありません。「子どもの前では冷静に、と思っていたのに」と後悔をすることでしょう。

では、もし子どもや赤ちゃんの前で夫婦喧嘩をしてしまった場合、子どもにとってどのような影響が考えられるのでしょうか?

実は、生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、0歳、1歳、2歳と大きくなるについれて、子どもへの影響は大きくなっていきます。

①自己肯定感の低下

子どもの心情・状況を考えてみましょう。

2歳以上の幼稚園児(保育園児)くらいの小さな子どもは、たとえ自分が怒られていなくても、周囲が怒られていると自分も一緒に責められていると思い込むケースがあります。
それと同じように、親の喧嘩は「自分が悪いせいだ」と思い込み、自分を責めてしまうことがあります。

自分が我慢すれば両親は喧嘩しない、と思うケースもあり、自分の中で「親に甘えたい」という感情を無理に抑え込んでしまう可能性も考えられます。

②コミュニケーション障害・他人への依存度が高くなる

親が離婚した子どもは、愛情不足・コミュニケーション不足に陥りやすくなるという影響があります。
それは、両親が離婚したことで家庭環境が大きく変わるなどして上手く親に甘えられなくなり、本音を言えなくなってしまうためだと考えられます。

これは、夫婦喧嘩が多い家庭の子どもにも共通すると言えます。

上記の自己肯定感の低下と重なりますが、親に甘えることができなくなり、両親から得ることができない愛情や安心感を得ようと他人に依存する傾向になることもあります。
親から放棄される恐怖を感じることも、依存しやすくなる要因の一つです。

③不登校など、素行が悪くなる可能性

夫婦喧嘩が続き心に傷を負った子どもは孤独を感じ、現在と未来に対して強い不安を抱く影響を与えます。

そのため、学校に行くことや勉強することなど様々なことを放棄したり、非行・犯罪に走ったりする可能性があります。学校に行くこともどうでも良くなってしまい、不登校になることも考えられます。
結果として、子どもの学業成績に悪影響を及ぼすこともあります。集中力が低下したり、ストレスによって学習意欲が低下したりすることも考えられます。

また、両親の口喧嘩をよく耳にして育った子は、平気で悪口を言うようになることもあります。

④脳が委縮し、記憶力・学習能力が低下する

夫婦喧嘩は子どもの心だけではなく、子どもの脳を傷つけることが分かっています。
日常的に両親の暴言に接していると、脳の視覚野の一部が萎縮してしまい、記憶力・学習能力が低下してしまうといわれています。

また、喧嘩を見て育った子どもの脳は、海馬と呼ばれる部分や扁桃体にも変化があり、不安・怒りを感じやすくなってしまうことも分かっています。

脳萎縮と聞くと非常に恐ろしいイメージを持ってしまいますが、実は大人の脳でも適切なケアで回復する場合があると海外の研究で明らかになっています。諦めずに対応しましょう。

夫婦喧嘩の後、どのように子どもをフォローするか?

子どもの前で夫婦喧嘩をすると、上記のようなさまざまな悪影響が考えられます。よって、もし夫婦喧嘩をしてしまったならば、その後には必ず子どものためにできることをしましょう。
夫婦喧嘩をしないことはもちろん大切ですが、同じくらい重要なのは喧嘩をしてしまった後の「フォロー」です。

子どもの様子を確認し、甘えさせる

まず親がすべきことは、夫婦喧嘩をした後に子どもの様子をしっかりチェックすることです。

  • 表情が乏しくなっていないか
  • 気分が暗くなっている様子はないか
  • 無理して笑っていないか

親がすべきことは、このようにいつもと違う変化がないかを気にかけながら、しっかり甘えさせ、孤独を感じさせないことです。

たとえ離婚をしなくても、両親の関係性が不安定なまま日常を過ごすと、子どももその雰囲気を察してしまうものです。
不安を与えないよう、子どもの前では喧嘩をせず、愛情を与えることを忘れないようにしましょう。

「あなたのせいではない」と伝える

子どもの前で夫婦喧嘩をしたり大きな声を出してしまうと、子どもは責められているような気持ちになる場合があります。
子どもが「こんな喧嘩が起こったのは自分のせいだ」と思ってしまわないように、あなたのせいで喧嘩したのではないということを伝えましょう。

また、親がお手本として見せるべきなのは「ごめんなさい」と言う姿です。
悪いことをしたときには謝るという、当たり前のようでなかなか素直にできない人も多いことを、親が身をもってやって見せるのです。

これをすることで、喧嘩が終わったのだという安心感を生み出すほか、子どもが自分を責めずに済みます。

喧嘩の原因を説明する

お子さんに対して、普段から「子どもだから」という扱いをしていませんか?

実は、言葉の意味が分からない赤ちゃんでも、両親の変化を敏感に感じ取ることができます。
生後1か月程度であっても、夫婦喧嘩の大きな声に驚いて泣いてしまうことが続けば、それがトラウマとして心に刻まれてしまうおそれがあります。

小さな子どもでも、家族の一員として、不安を与えたり心配をかけてしまったりしたことを謝り、夫婦喧嘩となった原因を言葉で具体的に伝えましょう。
「○○と言われたことが嫌だったんだよ」「カッとなってひどいことを言ってしまった」など、子どもにもその理由を伝えるのです。

ただし、配偶者の悪口を告げたり、子どものせいにしてはいけません。
相手を悪く言うのではなく、あくまで「なぜ喧嘩になってしまったのか?」を伝えるだけにしましょう。

仲直りの姿を見せる

夫婦喧嘩を聞いている子どもの多くは「早く仲直りしてほしい」「早く終わってほしい」と思っています。

大きな声で言い合うことをやめたり、喧嘩が終わったりしても、子どもにとっては「まだ喧嘩が続いているのでは」という不安が残ったままです。
子どものためにもきちんとけじめをつけ、仲直りの姿を見せましょう。

このとき、ただ謝るだけではなく、夫婦でお互いに普段の感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
「喧嘩をすることもあるけど、やっぱり仲良しなんだ、よかった」と子どもに安心感を与えると、子どもの気持ちにも区切りをつけることができます。

赤ちゃんの前で夫婦喧嘩をするとどうなる?

言葉がまだ分からず、こちらの言っていることも伝わっていないだろう赤ちゃんの前で夫婦喧嘩をしたとき、親は「赤ちゃんは言葉の意味が分かっていないはず」「「生後間も無く(1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月~0歳、1歳、2歳まで)は言葉が未発達なため、記憶を長く保持できないから大丈夫」などと考えてしまいがちです。

しかし、確かに言葉の意味はわかりませんが、赤ちゃんは「両親の気持ち」には敏感です。
なぜか泣き出してしまったり、逆にいつもなら泣いてしまうようなタイミングなのに泣かないなど、親の気持ち次第で明らかな変化が現れることもあります。

これを踏まえて、赤ちゃんの前で喧嘩をすると以下のような事態が発生する可能性があります。

  • 恐怖心やストレスを覚えてしまい泣き出す
  • 夜泣きが増える
  • 心の発達に悪影響を与え、トラウマ(PTSD)になる
  • 鬱などになる可能性がある

たとえ小さな赤ちゃんだからとはいえ、子どもの前で喧嘩を繰り返し、小さなうちにトラウマを植え付けてしまうと、その後の生活で悪影響があらわれることがあります。

親がすべきことは、たとえ言葉が通じないからといってそのままにしておくのではなく、きちんと伝えることです。
子どもの前で喧嘩をしたら「○○ちゃんは悪くないよ」「怒鳴り声や大きな声を出してごめんね」など、心を込めて説明しながら宥め、安心させてあげることが必要です。

まとめ|夫婦喧嘩後は適切なケアが必要

両親が仲良くしている姿を見せて育てるのが最も良い事だとわかっていても、現実はそう上手くいきません。お互いに理解し合おうとするからこそ喧嘩は起きるものです。
喧嘩は決してネガティブなことばかりではなく、それを乗り越えてより良い家庭環境を作ることができる可能性もあります。

もし、子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまったら、きちんとお互いに謝り、仲直りをするお手本を見せて安心させることが大切です。
子どもの前で喧嘩した後に適切なケアを行わないと、親が知らないうちに子どもに大きな傷を負わせてしまう可能性があります。

喧嘩によって気持ちが高ぶっている中、子どもを気に掛けることは難しいかもしれません。しかし、子どもの将来のためにもしっかり意識していくようにしましょう。

また、たとえ子どもが親を困らせる行動をとったとしても、頭ごなしに怒ったり否定したりせず、話を聞いて受け止めてあげましょう。
喧嘩をしたとしても、きちんと仲直りをする・互いに日頃の感謝を伝えることで、逆に子どもの教育に良い影響を与えることもあるのです

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執筆・監修
服部 貞昭 ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
東京大学大学院 電子工学専攻修士課程修了
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