ブラックリストの消し方を解説

債務整理をしたり、借金の支払いを滞納したりすると、俗に言う「ブラックリスト」状態になってしまいます。
※厳密には「ブラックリスト」というものは存在せず、信用情報機関に金融事故情報(延滞・強制解約・代位弁済・債務整理)が掲載されることを、俗に「ブラックリスト入りした」などと言います。

ブラックリストに掲載されると、住宅ローンや自動車ローンをはじめとする全てのローンを組むことができなくなる他、借り入れ、キャッシングカード・クレジットカードの利用・更新・新規作成ができなくなってしまいます。
また、携帯電話(スマホ)の分割払いができなくなり、信販系の保証会社と賃貸契約を結ぶことも難しくなります。

債務整理後のこのような不利益をなくすために、ブラックリストの消し方を知りたい、という方もいらっしゃると思います。
はたして、ブラックリストは消すことができるのでしょうか?

1.ブラックリストの消し方は「ない」

結論から言うと、ブラックリストの情報を自ら消す方法は「ない」というのが答えです。

もちろん、何かの手違いで誤って登録されたというケースでは、訂正や削除を求めることができます
しかし、事実に基づいて登録された情報は、定められた掲載期間(後述)が明けるまで待つ他ありません。

仮に「ブラックリストから消します!」などという業者があった場合、それは間違いなく詐欺ですので、ご注意ください。

なお、時効が成立しており、債権者に対して「援用」を行った場合は、事故情報を削除してもらうことが可能です。

「時効」という言葉自体は周知されています。 刑事ドラマなどでよく耳にする「時効」の概念から、「犯罪から逃げ切る(捜査…[続きを読む]

2.ブラックリストへの掲載期間

では、ブラックリストは、掲載期間の終了までにどのくらいかかるのでしょうか?

これは、掲載される信用情報機関や、掲載の理由(債務整理か借金の滞納か等)によって異なります

日本には、CIC、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)、の3つの組織があります。
これら信用情報機関は、CRIN(Credit Infomation Network)というネットワークを通じて、相互に事故情報など重要な項目について共有しています。

信用情報機関名主な会員
株式会社シー・アイ・シー(CIC)クレジットカード会社や信販会社
株式会社日本信用情報機構(JICC)消費者金融
全国銀行個人信用情報センター(KSC)銀行

(ちなみに、消費者金融は、CICかJICCCいずれかの信用情報機関に必ず加盟しなければなりません。)

2-1.債務整理をした場合

まず、債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)をした場合の掲載期間は以下の通りです。

信用情報機関任意整理個人再生自己破産
CIC5年5年5年
JICC5年5年5年
KSC5年5年10年

CICとJICCはいずれも約5年で登録内容が解除されるので、この2つの信用情報機関を利用するカード会社のクレジットカードは、5年待てば作成できる可能性があります。
一方、KSCの会員である銀行系のローンは、自己破産後10年待たなければ利用できない可能性が高いです。

2-2.支払いを滞納した場合

ブラックリストに掲載されるのは、債務整理をした場合だけではありません。

各種の支払いを2~3ヶ月以上滞納した場合(何日滞納したら掲載されるか、というのは業者によって様々です)や、保証会社の代位弁済を受けた場合・連帯保証人が代わって弁済した場合、滞納により契約を強制的に解除(強制解約)されてしまった場合にも、ブラックリストに登録されてしまいます。

信用情報機関登録期間
CIC5年
JICC1年(長期の延滞の場合)
5年(強制解約や代位弁済の場合)
KSC5年

掲載期間について、更に詳しくは以下のコラムで解説しています。

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3.掲載期間が過ぎても掲載されている場合

上記の掲載期間が終了した場合、特に何も申請せずとも掲載情報は勝手に削除されます。
よって、例えば債務整理をした場合でも、手続きから約5年が経過すれば、クレジットカードを作れるようになっている可能性が高いということです。

しかし、場合によっては5年以上経過後でもクレジットカードが作れなかったり、10年経過後でも銀行系のローンが組めなかったりすることがあります。

この場合、信用情報機関側が情報の削除を失念している可能性も0ではありません。
「自分の信用情報が解除されたのかどうか気になる」と言う方は、信用情報機関に開示請求してみましょう。

信用情報機関に対しては、自分自身で契約内容や支払状況等を確認する「本人開示制度」があります。

CIC:「情報開示とは(自分の信用情報を確認)
JICC:「信用情報の確認
KSC:「本人開示の手続き

登録情報が間違っている場合は、訂正・修正を請求することもできます。
詳細は、各信用情報機関にお問い合わせください。

なお、信用情報機関にある掲載情報は、審査の際に参考とされる一つの要素に過ぎず、「ブラックリストに掲載されていない」=「必ず審査に通る」とは限りません
「現在の収入が少ない」「信用が積み重なっていない」など、審査に通らない理由は様々ですので、掲載情報の間違いはあくまで一例とお考えください。

4.ブラックリストは消せないが永久ではない!

以上のように、ブラックリストの消し方というものは存在しませんが、債務整理や借金滞納により掲載された事故情報は時間の経過により抹消されます。
クレジットカードの作成も、ローンを組むことも将来的に可能となりますので、過度に恐れる必要はないのです。

借金問題の根本的な解決は、債務整理により実現することができます。
確かに、債務整理によるブラックリストへの掲載を避けることはできませんが、ブラックリストにより今後の生活が一生不便になるというわけではありません。目先の借金問題を解決するために、弁護士・司法書士への債務整理の相談を是非ご検討ください。

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監修
弁護士相談Cafe編集部
弁護士ライター、行政書士資格者、FP(ファイナンシャル・プランナー)を中心メンバーとして、今までに、債務整理に関する記事を1,000以上作成、監修。
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