闇金に強い弁護士・司法書士おすすめ13選|口コミ・選び方・費用
闇金業者が「弁護士に相談しても意味ない」と脅すことがありますが、これは単なる脅し文句に過ぎません。闇金被害に対応して…[続きを読む]
これは、「先払い買取サービス」という商法です。現金を受け取った時点では撮影した商品も手元にあることになり、後から実際にその業者へ撮影したものを送って買取を完了するのです。
これは最近始まったばかりのサービスで、知名度が低い故に正しい仕組みを知らずに利用してしまう方が多いようです。
「買い取ってほしい商品の画像を送って査定してもらい、先に買取額を受け取った上で後から商品を送付する」
この仕組みを聞くと、急に現金が必要になった場合などに便利だと思えます。
しかし、このような先払い現金化は闇金の温床であり、実際に利用者の借金が雪だるま式に膨らんでいくという事件が発生しています。特に「審査不要」「在籍確認なし」「ブラックok」「優良業者」などと謳って集客している業者は危険性が高いと言えるでしょう。
闇金業者は、「すぐに現金を手にしたい、でも、他の貸金業者(消費者金融や銀行)からは借りられない」というニーズに応えるべく、給与ファクタリング、後払い現金化(ツケ払い)、個人間融資など、様々な手口で業態を変えてきました。
「先払い買取サービス」系列もその一つで、法外な手数料を取られてしまうリスクが大きいです。
『先払い買取』被害の最新ニュースも多数報告されています。
この記事では、闇金業者による先払い買取の仕組みと、闇金と知らずに利用してしまった方向けに対処法を解説します。
目次
先払い買取とは、以下のような流れで現金を得て、業者に商品を買い取ってもらうサービスです。
買取対象とされているものは多岐に渡り、iPhoneやアンドロイドなどのスマートフォン、商品券の他にも、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機器(ソフトや本体)、収入印紙、ギフト券などが対象です。
最初に述べた通り、先払い買取は以下のような流れで現金を得て、業者に商品を買い取ってもらうサービスです。
買取対象とされているものは多岐に渡り、iPhoneやアンドロイドなどのスマートフォン、商品券の他にも、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機器(ソフトや本体)、収入印紙、ギフト券などが対象です。
後払いの買取サービス(クレジットカードの現金化など)だと、まずは売りたい商品を業者に送って査定してもらい、査定額を後から銀行振込してもらう形になります。
一方、先払い買取サービスだと、商品の実物を送ることなくすぐに現金を受け取ることができます。
これだけ見ると手軽で便利なシステムに感じるかもしれませんが、このような先払い買取は新手の闇金の手口である可能性が多いです。
先払い買取サービスでは、通常は後日しっかりと商品を送ることになりますが、闇金業者はさまざまな理由をつけて商品の発送をキャンセルさせようとしてきます。
闇金は、実際に商品の売買をするつもりはなく(商品が欲しいわけではありません)、契約の解除(キャンセル)とそれに伴う違約金(キャンセル料)を払わせる目的で営業をしているのです。
先払い買取サービスのシステムとして、実際に手元に品物がなくてもネット上の写真を送るだけで代金が振り込まれるのですが、後になってその振り込まれた現金を優に超える高額のキャンセル料・手数料を請求されることになります。
例えば、スマートフォンの画像を渡し査定額1万円として現金を受け取っても、後日「商品が届かないから違約金を支払え」「期日までに届いていない」などと言って2万円を支払わせます。
この場合、利用者は結局+1万円を業者に支払っていることになります。
悪質なケースだと、「実物がなくてもネットで検索して出てきた画像を送れば大丈夫」などと言われ、現金の調達手段として利用させることもあるようです。
先払い買取サービスは、「先に商品を送らないから安心」というわけではありません。
【参考】スマホ中古品の「先払い買い取り」装うヤミ金、全国初摘発…法定100倍超の利息か|読売新聞
先払い買取サービスを利用すると、以下のようなリスク・デメリットの発生が考えられます。
一度闇金の先払い買取サービスを利用すると、最終的には手元にお金が残らないどころかマイナスになってしまい、その金利を工面するためにまた別の業者を利用したり、更なる先払い買取に手をつけたりしてしまいます。
結果的に、負債額が雪だるま式に増えていき、多額の借金を背負うことになります。
闇金業者は、借主に返せない借金を長期間背負わせることで、継続的に金銭を供給してくれることに期待しているのです。
これは先払い買取サービスの利用に限った話ではありませんが、悪徳業者や詐欺業者にうっかり氏名・住所・電話番号・口座情報などを教えてしまうと、その個人情報が悪徳業者のネットワークに流出して悪用されるおそれがあります。
例えば、他の闇金業者からの勧誘が繰り返されたり、「押し貸し」の対象になったり、勝手に口座を作成されて詐欺に利用されたりする危険があります。
闇金は、お金に困っている方に寄り添うような姿勢を見せつつも、実際の取り立ての際には態度を豹変させて苛烈な督促を行うことで有名です。
(取り立ての姿勢も比較的穏やかな「ソフト闇金」も存在しますが、これも違法な金利を設定している闇金には変わりなく、利用すると多額の負債を追わされます。)
闇金の取り立て方法には、具体的には下記の方法があります。
先払い金と違約金(キャンセル料)の差額は利息と言えます。
闇金が指定してくる違約金は、換算すると500%〜2,000%ほどの違法な利率になります。
このような金利の設定は出資法や利息制限法に違反し、犯罪となります。
また、闇金業者がよく行う過度な取り立て・督促も違法行為です。
もし闇金と疑われる先払い買取を利用してしまった場合、上記のようなリスク・デメリットを防ぐためにも以下のような対策をとりましょう。
先払い金と違約金(キャンセル料)の差額は利息と言えます。
闇金が指定してくる違約金は、換算すると500%〜2,000%ほどの違法な利率になります。
このような金利の設定は出資法や利息制限法に違反し、犯罪となります。
そして、法外な利息をとる闇金からお金を借りた場合には、借りたお金を返済義務がないとされています。
「写真を送って、現金も受け取っているのだから、キャンセル料は支払わなければならないのでは」と思うかもしれませんが、そもそも相手方の行為は犯罪ですので、支払いはせずに以下のような機関・専門家に相談するようにしましょう。
金融庁では、『いわゆる「先払い買取」現金化 に要注意』と、公式HP上で専用ページを作成し注意を呼びかけています。
ここには、悪質な業者の被害に関する相談窓口の案内もありますので、お困りの方は一度ご覧になってみてください。
【参考】商品の買取りをうたって高額な違約金を請求する 悪質な業者にご注意ください!|金融庁
また、闇金が貸金業法や刑法に抵触する悪質な行為を行っている場合は、警察が捜査に踏み出してくれるケースもあります。
「貸金業法違反となる悪質で過激な取り立てをされた」「暴行や脅迫の被害があった」と言う場合には、警察への被害届の提出も視野に入れましょう。
闇金を含めた借金問題でお困りの方は、弁護士・司法書士に解決を依頼することがおすすめです。
弁護士・司法書士が受任を通知した時点で、多くの闇金業者の取り立ては止まります。
法律を破っている闇金は、法律の専門家には太刀打ちできないのです。
その後、弁護士・司法書士は、債務者と闇金との関わりを根本的に断つために様々な交渉を行います。場合によっては、既に支払ったお金が凍結口座から一部返還されるケースもあります。
後になって再び連絡してくるような悪質な業者相手にも、同じ弁護士・司法書士が再度交渉を引き受けてくれるでしょう。
依頼費用はかかりますが、これまで闇金に支払っていた返済額を充てることができる上、分割払いにも応じてくれる事務所が多いです。
闇金問題は一人で悩まず、専門家にどうぞご依頼ください。
先払い金買取業者に支払うことになる利息は、換算すると500%〜2,000%ほどの違法な利率になると先述しました。
以下の闇金金利シミュレーターは、闇金で借りた場合と一般的な貸金業者と借りた場合とではどれだけ返済額に違いがでるか?を一覧で確認できるツールです。
闇金から借りた場合、闇金の金利で実際にいくら返済が必要になるのか?ご確認ください。
いかがだったでしょうか?この記事では、先払い買取のリスクについて解説しました。闇金からお金を借りてしまっている場合は、無料相談も受け付けていますので、弁護士・司法書士に相談してみましょう。