借金300万円を任意整理で減額すると月々の返済額はいくらになる?

借金300万が返せない!任意整理で減額できる?

「急な出費があったから、少しくらいなら…」「給料日までの繋ぎで、給料が入った後すぐに返せばいい」という気持ちで、消費者金融などからお金を借りるケースがあると思います。
今は「審査に通りやすい」「初回利息0円」などを謳っている企業も多く、数万円から気軽にお金を借りられる時代です。

しかし、たった数万円であっても、様々な理由で期限までに工面できないケースがあります。返済できず放置した結果利息が溜まっていく方や、その数万円を埋めるために別の借金をしてしまう方もいます。
結果として「気がついたら借金が300万円に増えていた…」という体験談は意外と多いです。

このように、数万円から数百万円にまで増えてしまった借金は、どうやったら解決できるのでしょうか?

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任意整理せず借金300万円を返済する場合

借金が300万円ある場合、1年間の返済期間では月々かなり高額な返済が必要となります。
したがって、自分や家族の生活を維持しながら借金の返済を無理なく進めるためには、約3〜5年の返済期間が必要です。

ただし、返済期間が長くなるほど、支払う利息も増えていきます。
返済期間を2年から6年に分けてシミュレーションを行った結果、実際に支払う利息がどの程度増加するかをシミュレーションしました。

以下の表は、金利15%で300万円を借入した場合について分割払いをシミュレーションしたものです。

返済期間 毎月の返済額 支払利息 総返済額
(元金+利息)
2年 145,459円 491,028円 3,491,028円
3年 103,995円 743,842円 3,743,842円
4年 83,492円 1,007,600円 4,007,600円
5年 71,369円 1,282,167円 4,282,167円
6年 63,435円 1,567,266円 4,567,266円

シミュレーションの結果を見ると、2年間の短期間で完済した場合、支払う利息は50万円以下に抑えることができますが、毎月の返済額は14万円以上と高額になり、生活に大きな負担を強いることになります。

一方、6年間の長期間で完済した場合、毎月の返済額は6万円程度と比較的抑えられますが、支払う利息は150万円を超える結果となります。

どちらの方法を選ぶかは、自身の収支状況に合わせて決める必要があります。支払利息を減らすために早期完済するか、毎月の返済額を抑えるために長期間に分けるか、慎重に検討することが重要です。

いずれにせよ、借金300万円を自力で返済することは、月々の返済額と利息が高額となり非常に困難であることがわかります。

借金300万円を解決する方法は?

金額が300万円程度になって、「いくらなんでもどうにかしないと」と慌てる方は多いようです。
事実、「借金 300万円」などの言葉でネット検索する人が一定数存在することがわかっており、実際に検索すると複数の事例がヒットするでしょう。

こういったケースの解決案について、早速ですが代表的な例を挙げて考察していきます。

副業などで収入を増やす

「高収入の副業で収入を増やそう!」
こういった内容の広告サイトもあるのですが、安易に信用してはいけません。

中には本物の副職募集サイトもあるかもしれませんが、「簡単に収入を増やせる」と吹聴するサイトの情報は信じるべきではありません。

例えば、「こうすれば儲かります」と儲け方が書いてあるマニュアルのようなものを買わされるなどして先に出費を求められるケースがあります。
あるいは個人情報を入力させられて、それを悪用されたり、押し売りの被害に遭ったりすることもあるかもしれません。

下手をすると犯罪の片棒を担がされるリスクもありますので、インターネット上で簡単にできる儲け話には手を出さないことが重要です。

単発バイトをする

「日払いバイトで急な出費も安心!」と、日雇いの単発バイトを勧めてくるサイトもあります。

確かに日払いバイトならお金は稼げます。平日は仕事をして土日に単発バイトをしている人も実際に存在するでしょう。
しかし、そういったバイトで稼げるお金は1日1万円程度と考えてください。あまりにも高額なバイトは仕事内容が怪しいか、過酷なバイトの可能性が高いです。

本業に加えて数万円程度を稼いでも、300万円の借金を返済するには程遠く、長い時間がかかります

休日を潰してバイトを続けていると、休む暇がないため過労や病気で倒れてしまうかもしれません。
そうなると医療費がかかるだけでなく、本業の収入も減って、却って困窮してしまいます。

このような理由から、当サイトとしては単発の日払いバイトも高額の借金返済を前にしてオススメはできません。

借金をまとめるローン(おまとめローン)を組む

ローンでお金を手に入れて既存の借金を一括返済し、その後、新しいローンの債権者へ毎月返済をしていく方式です。
この「おまとめローン」を売り出している業者も現在では少なくありません。

ローン=借金なので、「借金を返すために借金することにメリットはあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

しかし、複数社の借り入れを返済すれば、債権者をローンの相手先だけに絞ることができますし、ローンの金利次第では総返済額が下がる可能性があります。

問題は、ローンの返済が長引くと、返済総額が高くなる可能性があることです。
おまとめローンに借り換えるならば、長期的な返済を見越した上で本当に得になるかどうかを考えなければなりません。

また、ローンの審査に通らないこともあるため、万人が使える方法ではないこともデメリットです。
そもそも計画的に返済ができるのであれば300万円もの借金を背負わずに済んだとも言えるので、返済能力に疑問がある以上、借金のための借金はおすすめできる方法ではありません。

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借金300万円は任意整理で減額できる!

前章の方法は、いずれもリスクを伴い、おすすめできるものではありません。
そこで、当サイトが最もおすすめする方法は「弁護士や司法書士に依頼して債務整理をする」ことです。

債務整理には複数のやり方がありますが、300万円ほどの借金の場合は「任意整理」という方法がよく使われます。借金問題に詳しい事務所に相談した場合、大抵は任意整理を最初に検討してくれるはずです。

任意整理は、債権者と直接交渉して「これまでの遅延損害金や将来発生する予定の利息のカット」「返済期間の見直し」を行う裁判外の手続きです。
特に遅延損害金・利息のカットが重要で、これが行われることで総返済額を大幅に減額できます。

借金300万円を任意整理した場合の月々の返済額

仮に借入額300万円、年利は消費者金融系カードローンによく見られる18%、月々の返済額は10万円とします。
この状態で任意整理をして、5年(60ヶ月)払いで話をまとめた場合、カットされる利息は99.4万円となり、月々の返済額は5万円です。最終的に100万円近く減額できるのです。

毎月の返済額も半減されるため、日々の暮らしが楽になるのは間違いないでしょう。

返済期間 毎月の返済額 支払利息 総返済額
3年 83,000円 0円 3,000,000円
5年 50,000円 0円 3,000,000円

ご自分のケースで任意整理をするとどうなるのか、以下のシミュレーターからご確認ください。

入力情報
借金減額シミュレーション(借金減額診断)は、現在の借金額、金利、毎月の返済額を入力することで、任意整理で具体的に借金…[続きを読む]

任意整理のメリット

任意整理には、既に述べた「利息のカット」や「返済期間の見直し」以外にもメリットがあります。

弁護士・司法書士が交渉を担当することで督促から解放される

任意整理をする場合、弁護士や司法書士に依頼することがほぼマストです。
というのも、自分で交渉しようとしても債権者が応じてくれない可能性が高く、仮に交渉できても不利な条件で言いくるめられることがあるからです。

しかし、弁護士・司法書士が登場するだけで債権者の態度が変わり、交渉に応じてくれるようになる可能性が高いです。
さらには、借金解決のプロが交渉を代行してくれるため、依頼者側に有利な条件で交渉をまとめてくれます。

依頼後は債権者からの連絡(督促も含む)が全て弁護士事務所・司法書士事務所に行くため、取り立てがなくなるのもメリットです。
精神的なストレスからも解放され、穏やかな日常を過ごせるようになるでしょう。

他の債務整理方法より解決が早い

債務整理には、任意整理以外にも「自己破産」や「個人再生」などの方法があります。
しかし、これらの方法は裁判所を通すため、解決まで時間がかかります。さらに、裁判所に提出する資料や書類なども厳格に決められているため、一般人が自力で行うことは不可能と言えます。

任意整理は、債務者から依頼を受けた弁護士・司法書士と債権者が交渉し、そこで話がまとまれば手続きが終わります。
債務整理の中では最短で結果が出るため、早期に借金を解決できます。

費用が安く済む

先述の通り、任意整理以外の債務整理は裁判所を利用するため、裁判所に納付するお金が必要です。これに別途弁護士費用などが加算されます。

一方、任意整理は弁護士・司法書士への報酬を払うだけで済みます。裁判所へ支払うお金を節約できますし、弁護士・司法書士に支払う金額自体も自己破産や個人再生に比べて少なく済むことがほとんどです。

借金300万円は「やばい」の?

借金が「いくらになるとやばい」というのは、明確な基準はありません

というのも、収入や支出は個人によって異なるからです。同じ300万円の借金でも、月収50万円を超える人と、月収15万円程度の人とでは、「やばいかどうか」の感覚は大きく異なってくるでしょう。

一般人にわかりやすい一つの目安としては、債務額が月収の20倍以上」「毎月の返済額が【月収-家賃】の3分の1以上」というケースでは、もはや支払不能状態と言えるため、1日でも早く弁護士や司法書士に相談することをオススメします。

とはいえ、任意整理については「何万円からでないと手続きできない」などの金額の指定はありません。
借金が100万円以下でも、
「生活が苦しい」「滞納を続けてしまいそう」と思ったならば交渉の余地があります

本格的な支払い不能に陥ってしまう前に、弁護士や司法書士にご相談ください。

300万円の借金は弁護士・司法書士に相談を

返済計画をしっかり立てた上で借りるお金は、大きな問題にならないケースがほとんどです。しかし、最初は少額の借金であっても、利息のせいで雪だるま式に返済額が膨らみ、最終的には100万円、300万円、500万円…と多額になってしまう事例は珍しくありません。
このような時にその場しのぎで別の借金をしたり単発バイトを入れたりしても、根本的な解決にはなりません。

弁護士や司法書士に依頼すれば、債権者と交渉して早期に解決できる上に、利息をカットして総返済額を減らすことも可能です。

お金のことを気にして弁護士・司法書士への相談を控える人がいますが、むしろお金のことを解決するために法律事務所を利用する方が賢明です。
1日でも早く相談をすれば、それだけ苦しい生活から早く脱出できるのです。

特に、裁判所から支払督促などの郵便が届いていると、財産の差し押さえ(強制執行)は目前まで迫っています。
借金苦で悩んでいる方は、一度弁護士事務所・司法書士事務所にご相談ください。

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借金返済ができず、滞納・督促でお困りの方は、債務整理に強い弁護士事務所・司法書士事務所にご相談ください。

弁護士事務所・司法書士事務所に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。

  1. 毎月の借金の返済が苦しい/借金が一向に減らない
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執筆・監修
服部 貞昭(CFP・日本FP協会認定)
ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
東京大学大学院 電子工学専攻修士課程修了

新宿・はっとりFP事務所
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