借金200万円は返済に何年かかる?任意整理なら解決できる?
200万円の借金は「返済できるかも」と無理な生活や返済を続けていると、いずれ破綻して自己破産などをすることになりかね…[続きを読む]
生活費や医療費を賄うために、手取り15万円しかない状況で借金をしてしまうケースは少なくありません。その結果、負債が積み重なって200万円まで膨らんでしまった場合、現状のままで自力返済は果たせるのでしょうか?
本記事では、手取り15万円での借金200万円を返済できるのか?という可能性について検証し、完済を目指す解決策を模索していきます。
目次
結論から言えば、手取り15万円で借金200万円を自力返済することは困難といえます。
借金が200万円ということは、例え手取り額の半分(7.5万円)を借金返済に注ぎ込んでも、完済するには単純計算で27ヶ月(2年3ヶ月)かかります。実際には利息がかかるため返済期間はさらに長くなりますし、手取り額の半分を2年以上継続して返済し続けるのは不可能でしょう。
こう考えると、「手取り15万円で借金200万円の返済は困難」ということが分かると思いますが、実際に自力返済が可能なケースの目安はどのくらいなのか、以下で考えていきます。
手取り15万円ということは、単純計算したところの年収は手取りで180万円となります。この年収の1/3が、自力返済可能な借金額の目安になります。
つまり、手取り15万円の方が自力返済できる借金額の目安は、180万円×1/3=60万円前後となります。
これは200万円よりもはるかに低額な負債額と言えます。
借金は分割で返済するのが通常ですが、この月々の返済額月収の1/3を超えても自力返済は難しいと言えます。
月の手取りが15万円ならば、毎月の返済額は5万円以内に抑えなければ、厳しい返済プランとなってしまうでしょう。
なお、詳しくは後でシミュレーションしますが、毎月5万円を返済する場合、利息付きの借金200万円を完済するには4〜5年の期間が必要です。
先述の通り、借金を自力返済できる毎月の返済額の目安は、月収の1/3以下です。よって、借金200万円を手取り15万円の人が返済するには、月々の返済額が5万円以下になる5年返済が現実的でしょう。
とはいえ、返済期間が長引くほど、支払わなければならない利息は大きくなります。元金が200万円の場合の法定上限金利は年15%のため、利息はあっという間に膨らんでしまいます。
よって、自力返済ならばできる限り月々の支払額を増やし、できるだけ早い完済を目指すことが大切です。
以下では、借金200万円を1〜5年で返済する場合のシミュレーションをしてみます(全て年利15%で計算)。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
1年 | 180,516円 | 166,194円 | 2,166,194円 |
1年返済ならば利息の支払額は抑えられますが、それでも完済までに16万円以上の利息がプラスされます。
さらに、毎月約18万円の支払いをすることになります。仮にあなたの月収の手取り額が15万円とすると、毎月の支払額が収入を上回ります。
よって、手取りが15万円の方が借金200万円を1年で返済するのは不可能と言えるでしょう。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
2年 | 96,973円 | 327,348円 | 2,327,348円 |
返済期間を2年に増やすと、毎月の支払額は約9.5万円と一気に少なくなります。しかし、手取り15万円の方にとって9.5万円は月収の半分を超えるお金ですので、これを2年もの間借金返済に回し続けるのは困難です。
よって、2年での返済も自力では難しいと言わざるを得ません。
なお、完済までの利息は約33万円となります。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
3年 | 69,330円 | 495,888円 | 2,495,888円 |
返済期間が3年まで伸びても、借金が200万円あれば毎月の支払額は約7万円で、手取り15万円の約半額に及びます。
また、利息も50万円近くになりますので、完済までには合計250万円ものお金を支払うことになります。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
5年 | 47,579円 | 854,770円 | 2,854,770円 |
返済期間が5年になると、ようやく月々の返済額が5万円以下になります。この返済額まで抑えられれば、200万円の借金も自力返済が望めるでしょう。
しかし、支払利息は85万円になり、元の借金200万円の半額に近い数字になっています。これだけ高額な利息を支払うことに躊躇いを感じる方は多いのではないでしょうか。
これまで見てきたとおり、手取り15万円で借金200万円を自力返済するのは難しいというのが現実です。
親からの支援などを受けない限り、完済には多大な時間と労力が必要になるでしょう。
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債務整理とは、負債に苦しむ個人の方が、債権者との個別交渉や裁判所の手続きを通じて借金を整理(減額・免除)する手続きのことです。日本では、個人ができる債務整理手続きが主に3つあります。
債務者が債権者と直接協議し、利息・遅延損害金の一部免除や支払い期間の延長など、新たな条件で合意を結ぶ手続きです。
裁判所を介さないため、手続きが比較的迅速に進行し、また安価で済むというメリットがあります。
任意整理に成功すれば、200万円の返済スケジュールは以下のようになります。借金の元金は減らせませんが、多くの場合で将来利息がカットできるため、完済の見込みはかなり高くなるでしょう。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
3年 | 55,555円 | 0円 | 2,000,000円 |
5年 | 33,333円 | 0円 | 2,000,000円 |
なお、任意整理で債権者との交渉を有利に進めるには、弁護士や司法書士などの専門家による交渉代理が必要不可欠になります。
任意整理はあくまで私的な交渉となるため、債務者側にも借金や法律に詳しい味方がついていなければ、思うように借金が減らせなかったり、そもそも交渉の席についてもらえなかったりするリスクがあるのです。
裁判所が介入して借金を元本から減額してもらう手続きです。安定した、かつ継続的な収入があり、借金を将来的に返済可能と見込まれる場合に裁判所の許可が得られます。
200万円をどのくらい減額してもらえるかは、個人が持つ資産の金額によっても変動します。負債額200万円の場合の法定の最低弁済額は100万円ですが、手持ちの資産額によってはこれよりも高額になるケースもあります。
マイホームなどの不動産を守ったまま借金を大きく減額できるのが大きな特徴ですが、200万円以下の借金では大きな減額効果が得られないこともありますので、一度弁護士に相談してみることをお勧めします。
債務者が自分持つ高価な財産(不動産、査定額の高い車、ブランド品など)を一部処分して換価し、債権者に配当をすることで、残りの借金の支払義務を免除してもらう手続きです。
借金についてもはや支払不能状態であり、減額では完済が難しいようなケースに検討されます。
200万円の借金を抱え、手取りが15万円ならば、自己破産が認められる可能性は決して低くありません。リスクやデメリットについて正しく理解するためにも、自己破産をお考えなら一度弁護士にご相談ください。
借金200万円は、世間的に言えば高額と取れる負債額です。手取り15万円で借金200万円を自力返済するのは難しいため、このような借金にお悩みの方は一度弁護士や司法書士にご相談ください。
債務整理を行うにしても、まずは専門家に相談し、具体的な状況に基づいて適切な方法を選択することが重要です。あるいは、専門家の目から見た場合、債務整理をせずに借金完済を目指す方法が見つかるかもしれません。
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