リボ払い利息シミュレーション
リボ払い利息シミュレーター リボ払い利息が計算ができます。下記の項目をご入力のうえ、「計算する」ボタンを押下してくだ…[続きを読む]
リボ払いは、その危険性についてよく話題にされています。手数料の高さや借金が増加していく可能性、完済が難しいことなど、ネガティブな評判が多く聞かれます。
実際、リボ払いを定期的に利用し続けることは多くのリスクを伴い、リボ払いによる借金の負担が増えて、最終的には債務問題や自己破産などの状況に陥ることもあります。
既にリボ払いを利用している方が借金を抑える方法や、これからリボ払いを考えている方が多重債務に陥らないようにするために、リボ払いの仕組みやそのメリット・デメリットを理解することは重要です。
この記事では、「リボ払いはデメリットしかないのか?それともメリットもあるのか?」について解説し、リボ払いに関する正しい知識を持つことが個人の財務管理を向上させる一助となることを目指します。
目次
「リボ払いはダメだ、やばい」と、友人や家族から警告されたことはありませんか?
しかし、具体的にどのような仕組みで、なぜ止めるべきと言われているのかを知らない方も多いかもしれません。
リボ払いでは、利用者は5,000円、1万円、2万円など、毎月の支払い金額を設定します。
そして、ショッピングをした際などにリボ払いを指定すると、それがいくらの買い物であっても、毎月の支払額は自分で設定した金額が上限となります。
例えば、3万円のバッグを毎月5,000円のリボ払いで購入した場合、毎月の支払い金額は必ず5,000円+手数料となり、完済までは6ヶ月かかります。
(手数料は利用残高に対してかかるため、支払いが進むにつれて手数料が少なくなります。)
このようなシステムの何が問題なのかというと、支払額が一定であるが故に高額な利用をしているという実感が湧きにくく、利用残高も分かりづらいため、支払いの途中で更にリボ払いを追加してしまい利用残高がどんどん膨れ上がってしまうという点です。
例えば、上記の3万円のバッグを購入後の支払い中に追加で2万円の買い物をすると、完済までの期間は4ヶ月増え、さらに利用残高が増えることで手数料も高額になっていきます。
そうして、「あといくら残っているのか」ということを把握できないまま、あっという間に利用限度額まで借金額が膨れ上がってしまう可能性があるのです。
なお、リボ払いの支払い方式にはいくつかの種類があり、毎月の支払額が必ず一定になる(上限が元本+手数料で一定になる)方式や、利用残高に応じて毎月の返済額が変化する方式もあります。
いずれにせよ、多額の借金を抱えているという実感が湧きにくく、どんどん利用を重ねてしまうのがリボ払いの怖い点と言えます。
上記のような仕組みを理解した上で、リボ払いのデメリットを詳しく考えてみましょう。
クレジットカードは、一括払いや2回以内の分割払いでは通常手数料がかかりません。よって、この回数内で利用するならば非常に便利でお得なシステムと言えます。
しかし、リボ払いの手数料率は、多くの場合15%~18%です。これが利用残高にかかりますので、例えば10万円の利用残高がある場合、手数料率15%だとすると初月に払う手数料は約1,232円となります。
さらに、これを毎月10,000円ずつ支払うリボ払いにしている場合、完済には10ヶ月かかり、合計でかかる手数料は約6,800円になります(総支払額は約106,800円になります)。
毎月の手数料はそこまでではないと思っていても、最終的に6,800円も余計に支払っていると考えると、かなり損に思えるのではないでしょうか。
リボ払いの手数料がいくらになるのか、完済までどれくらいかかるのかは、以下のシミュレーターで確認することも可能です。ぜひご利用ください。
先述の通り、リボ払いは元本がなかなか減らず、返済が長期化しがちです。
最初の方は頑張って把握していても、リボ払いを繰り返しているうちに「あといくら残っているのか」「あと何回支払えば終わるのか」が分からなくなってしまうでしょう。
しかも、毎月の支払額はほぼ一定となるため、残高が多くなってもその金額を把握できず、「まだ借りられる」と思っているうちに借金はどんどん膨らんでいってしまいます。
もし利用残高が100万円にまでなると、通常は利息だけで毎月1万円を超えてしまいますので、金額的にもかなり損をしてしまうことになります。
では、一方でリボ払いのメリットはあるのでしょうか?
リボ払いはクレジットカード会社にとって利益が高くなる商品ですので、債権者としては以下のようなメリットを売り込んでリボ払いを推進しています。
リボ払いは、毎月いくらを手数料と支払っており、利用残高はいくらで、残り何回支払えば完済できるかなどをしっかりと把握していれば、家計の管理が楽になります。
また、どうしてもこの商品が欲しいけどお金が足りない、という時に、リボ払いが助けになることもあるでしょう。
しかし、やはり利用のし過ぎで支払残高が膨らみ、返済が長期化してしまうケースが後を絶ちません。利用はできるだけ2回までの分割払いとし、リボ払いはどうしても使わなければならない時だけの利用をするのがおすすめです。
既にリボ払いを重ねてしまっている場合でも、今後の支払いにリボ払いを使用することは控え、少しずつ利用残高を減らしていくことが大切です。
リボ払いのデメリットとその対応策を知っても、実際に負債が積み重なっている状況を打開するのは難しいと思うかもしれません。
毎月の支払いに余裕があるならば、支払額の上限を増やした上で支払い期間を短くしていくことがおすすめです。
利用期間が短くなれば、結果的に支払う手数料も安く済みます。
一方、金銭的な余裕がないのならば、債務整理でリボ払いの負債を減額することがおすすめです。
弁護士や司法書士に依頼をすれば、あなたにぴったりの方法で借金を合法的に減額してくれるでしょう。
リボ払いがなかなか減らないとお悩みの方へ。あなたの現在の借金額・年利・毎月の返済額から、任意整理をした場合に借金をいくら減額できるのか・毎月いくら支払えば完済がのぞめるのかを計算します。
多額の借金を抱えているという実感が湧きにくく、どんどん利用を重ねてしまうのがリボ払いの怖い点です。
具体的には、以下のようなデメリットが考えられます。
「あといくら残っているのか」ということを把握できないまま、あっという間に利用限度額まで借金額が膨れ上がってしまう可能性があるので注意が必要です。
リボ払いはクレジットカード会社にとって利益が高くなる商品ですので、債権者としては以下のようなメリットを売り込んでリボ払いを推進しています。
しかし、やはり利用のし過ぎで支払残高が膨らみ、返済が長期化してしまうケースが後を絶ちません。利用はできるだけ2回までの分割払いとし、リボ払いはどうしても使わなければならない時だけの利用をするのがおすすめです。
例えば、100万円の商品をリボ払い(元金定額方式)で購入し、毎月の返済額を2万円にしたとします。
この場合、完済までにかかる期間は4年2ヶ月(50回払い)です。
更に、完済までの間に加算される手数料は合計318,951円となり、最終的な支払い合計は1,318,951円にもなります(15%の場合)。
100万円の買い物が、リボ払いをしたことで更に300万円も支払うことになるのです。
50万円の買い物を毎月2万円のリボ払いにした場合でも、完済には約2年かかります。
途中でリボ払いを増やせば完済は更に遠のくため、リボ払いがどれほど借金地獄に陥り易いかお分かりいただけるでしょう。