借金200万円は返済に何年かかる?任意整理なら解決できる?
200万円の借金は「返済できるかも」と無理な生活や返済を続けていると、いずれ破綻して自己破産などをすることになりかね…[続きを読む]
生活費が足りなくなったり、家族が病気になり医療費が必要になったりすると、消費者金融からお金を借りるケースは少なくありません。
また、場合によってはパチンコなどのギャンブルにのめり込んでしまい、借金をしてしまうケースもあるでしょう。
最初は少額であった借入が膨らみ、やがて200万円ほどまで膨らんでしまうと、「そろそろヤバいかもしれない」と危機感を感じる方は多いです。
そして、厚生労働省の調査によると、令和元年の20代の手取り額の平均は17万円〜20万円ほどです。
給与水準が低いと言われている日本ですが、手取り18万円ほどの方が200万円の借金を抱えてしまった場合、果たして自力の返済は可能なのでしょうか?
目次
結論から言えば、手取り18万円で借金200万円を自力返済することは困難なケースがほとんどです。
手取り18万円とはいえ、家賃や水道光熱費、生活費、娯楽費などを差し引けば、手元に残るお金はそう多くありません。この中から200万円を完済するまで月々の返済を続けるのは、不可能と言えずともかなり厳しい生活になると言わざるを得ないでしょう。
一般的な目安として、自力で返済が可能な借金額は年収の1/3と言われています。
手取りが18万円ならば年収は18万円×12=216万円となりますので、この1/3である72万円以下の借金であれば、手取り18万円でも自力返済できる可能性があるでしょう。
借金200万円は、72万円の3倍近くになる負債額です。
よって、この金額を自力で完済するのはかなり厳しいと言えます。
毎月の返済額を月収と比べるのも、自力返済が可能かどうか?の目安に使えます。
手取り18万円ならば、その1/3である6万円が毎月の返済に回せるギリギリのラインと考えましょう。
これ以上の金額を毎月返済に回すのは、かなり厳しい生活を強いられることになります。ましてやこれを完済まで続けるとなると、その返済プランは非現実的と言えます。
200万円の借金を月々6万円返済で返していく場合、単純に考えれば完済までに必要な月数は33ヶ月(2年9ヶ月)です。
しかし、借金を分割で返済する場合は利息がつくのが通常です。借金が200万円ならば、ほとんどの貸金業者は年利を15%に設定しているでしょう。
よって、完済までに支払う総額は200万円よりも多くなるのが通常ですので、実際に無理のない返済をするには3年以上の月数を見るべきです。
以下で、実際に借金200万円を分割返済するとどのくらいの利息がかかり、総返済額はいくらになるのか、細かくシミュレーションしていきます。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
1年 | 180,516円 | 166,194円 | 2,166,194円 |
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
2年 | 96,973円 | 327,348円 | 2,327,348円 |
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
3年 | 69,330円 | 495,888円 | 2,495,888円 |
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
4年 | 55,661円 | 671,728円 | 2,671,728円 |
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
5年 | 47,579円 | 854,770円 | 2,854,770円 |
まず、借金200万円を1年という短期間で完済しようとすると、毎月の返済額は18万円になります。手取り18万円の方がこれを支払うのは当然不可能です。
返済期間を2年、3年と伸ばしても、毎月の返済額は約7万円〜9.5万円となりますので、これを毎月支払い続けることは困難でしょう。
そこで、おすすめできるのは4年以上の分割返済です。
4年の返済なら毎月の返済額は5.5万円、5年の返済なら毎月の返済額は4.7万円にまで抑えられます。
しかし、返済期間が長引くほど支払利息は増えていきます。
5年の分割返済の場合、最終的に支払う利息は85万円ほどまで増え、最終的な総返済額は285万円にまで膨らんでしまいます。
この数字を見ると、長期の返済を躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
上記の通り、支払期間を短くすると毎月の返済額が増えて家計を圧迫し、一方で支払期間を長くすると多額の利息を支払わなければならなくなってしまいます。
いくら副業やバイトをして収入を増やしたり、節約を心がけたりしたとしても、200万円を自力返済するのは大変骨が折れることとなります。
そこで、200万円の借金返済を苦しく感じているならば、自力返済ではなく「債務整理」を視野に入れることをお勧めします。
債務整理とは、その名の通り借金(債務)を整理し、返済の負担を合法的に軽減する手続きのことです。
弁護士などに代理人となってもらった上で債権者(お金を貸した側)と直接交渉したり、裁判所の許可を得たりして借金を減額・免除してもらうことができます。
個人の債務整理には、一般的に「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった3つの種類があります。
任意整理は、債務者(借り手)と債権者(貸し手)が直接協議して新たな返済計画についての合意を目指す手続きです。債務者は、弁護士や司法書士などの代理人を通じて交渉するのが通常です。
主な合意内容としては、将来利息や遅延損害金の一部を免除してもらい、その上で3〜5年程度の分割払いをさせてもらうことを目指します。裁判所を通さず当事者の合意に基づいて内容を決められるため、債権者の合意さえ得られれば柔軟な整理が可能です。
例えば、任意整理をして利息が0になった200万円の借金を3年で支払う場合、月々の返済額は約55,555円になります。
一方、任意整理をせずに、実質年利15%の200万円の借金を3年で支払う場合、月々の返済額は約69,330円です。
返済期間 | 毎月の返済額 | 支払利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|
3年 | 55,555円 | 0円 | 2,000,000円 |
5年 | 33,333円 | 0円 | 2,000,000円 |
裁判所を通して借金を元金から大幅に減額し、その上で一定期間(原則3年)内に残りの債務を返済していきます。
任意整理が利息のカットに止まるのに対し、個人再生では借金額を1/5~1/10ほどにまで大幅圧縮することが可能です。
減額率(再生計画案)は、債務者の収入や財産状況により変動します。借金が200万円ならば、個人再生による圧縮後は負債が100万円〜となるでしょう。
しかし、場合によってはほとんど減額が見込めなくないケースもありますので、一度弁護士などに相談してアドバイスをもらうことがおすすめです。
裁判所に自己破産の申し立てを行い、認可を受けられれば借金が全て免除されます。しかし、その代わりに債務者の持つ価値ある財産(不動産、高価な車など)が処分され、債権者に配当されます。
生活必需品や最低限の現金・預金などは残すことができますが、マイホームやローン支払中の車などは処分されてしまうのが原則ですので、この点を注意する必要があります。
いくつかのデメリット・リスクは存在しますが、借金を0にできる唯一の債務整理方法で、減額効果は絶大と言えます。
これらの手続きの中でどれが最適なのか?は、個々の状況(収入・支出・手持ちの資産額・借金額・債権者の数など)によって異なります。
200万円の借金にお悩みならば、債務整理に強い弁護士・司法書士などの専門家と相談して、あなたにピッタリな解決方法についてアドバイスをもらいましょう。
「債務整理はリスクがありそうだから、できるだけ自力返済したい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、親からの援助などを受けない限り、200万円という多額の借金を自力返済するのは難しいと言えます。
なんとか自力で返そうと思い副業や短期バイトをすることも考えられますが、これで得られる収入は一日1〜2万円程度です。これだけで200万円の借金を返済に近づけることは現実的ではありません。
「簡単に収入を増やせる」と吹聴するバイトは、詐欺や個人情報の悪用が目的である可能性すらあります。
借金返済のために節約をすることは大事ですが、身体を壊しては元も子もありません。
債務整理は国に認められた合法的な借金解決方法ですので、無理をせず、一度利用を検討してみることをお勧めします。
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Google のクチコミ4.5(2023年8月時点)と、口コミ・評判も非常に高い事務所です。
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平日も夜9時まで営業中
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