20代で借金まみれ|借金の平均額と借金地獄から抜け出す方法を解説

20代で借金まみれ|借金の平均額と借金地獄から抜け出す方法を解説

20代という若い歳から借金を重ねると、漠然と「やばいかもしれない」という不安を抱える方は多いかもしれません。
新生活に向けた引越代や生活費の工面だけでなく、社会人として給料を受け取るようになりショッピングやパチンコなどにお金を使ってしまうというケースは少なくありません。

20代で何十万円・何百万円という借金を抱え「借金まみれ」とも言える状態になってしまったら、どのように解決すれば良いのでしょうか?
また、20代の借金の平均額はいくらくらいで、何万円の借金ならば自力で返せる可能性があるのでしょうか?

「借金まみれ」とは?

借金まみれとはどんな状況?

「20代なのに借金まみれになっている!」と言っても、「借金まみれ」というのは漠然とした表現です。
また、借金自体は悪ではありません。例えば、住宅や車を買うためにローンを組むことも借金ですし、クレジットカードで翌月支払う形でショッピングをすることもシステム上で言えば借金です。

「借金まみれ」というマイナスな表現で表せるほど借金に苦しんでいる状況とは「毎月の収入のほとんどを借金返済に充てているのに、なかなか借金が減らない状態」と認識すると良いでしょう。
借金のせいで生活がままならず、完済の目処もとても立たないような状態ならば、あなたな「借金まみれ」と言えるでしょう。

逆に言えば、20代でも借金をするケースは多くありますし、「毎日しっかり返済しながら生活ができていて、元金も順調に減っている」ならば、20代の借金自体は問題ではありません。

借金が「やばい」の場合の判断基準

とはいえ、ご自身の感覚では「自分の借金がやばいのかどうか分からない」ことも多いでしょう。
そこで、借金まみれ・借金がやばいと判断できる基準を解説します。

一般の方がイメージしやすいものとしては、借金が「年収の1/3以内かどうか」です。
借金額が年収の1/3を超えるならば、借金の返済について「やばい」段階が近い可能性があります。

例えば、年収300万円ならば借金額100万円以上が、年収210万円ならば借金額70万円以上が「やばい」状態の基準と言えるでしょう。

これは、貸金業法に定められている「総量規制」から見る基準です。日本貸金業協会は、消費者(債務者)を過度な借入から守ため、年収を基準にその1/3を超える貸付を貸金業者に禁止しています。
つまり、日本貸金業協会から見ても、年収の3倍を超える借金は危険と判断されていることになります。

現在、20代の手取り額の男女平均は19~22万円ほどと言われています。これは年収に直すと228〜264万円ほどです。
この1/3ですから、20代で借金が76〜88万円以上ならば、「借金がやばい」「借金まみれ」と判断できるかもしれません。

なお、車をローンで分割購入している場合など、利息が低い借入を長期で返済する計画がしっかりと立っているならばこの限りではありません。

20代が借金まみれになる原因は?

20代が借金まみれになる原因

令和2年に金融広報中央委員会が行った家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](※)によると、20代で借金を持っている方の割合は16.3%です。10人に1人以上は借金をしていることになります。

そして、その20代前半の借入の目的については、弁護士法人・響の2022年11月の調査により、「生活費」が 44.2%と最も高く、次いで、「買い物」「遊交・交際・趣味」が共に20%代であることが公開されています。他方、「ギャンブル」による借金は最も低く、2.4%でした。

先述の通り、現在の20代の手取り額の男女平均は19~22万円ほどです。特に一人暮らしをしている場合、家賃や水道光熱費、生活費(食費・消耗品費用など)をやりくりするのは非常に厳しいケースも多いでしょう。
よって、20代が借金をしてしまう原因として、生活費が半数近くにのぼっているものと考えられます。

そして、やはり給料を貰うようになってブランド品などを多く買ってしまうケースや、会社の付き合いなどで飲み会に出かける頻度が増えるケースもあり、「買い物」「遊交・交際・趣味」が上位に挙がっています。

この他、自動車のローンの支払いや旅行、引っ越しなども借金の原因の一部として挙げられているようです。

借金地獄になる人の特徴

生活費の工面など、致し方ない理由で借金をしてしまう方が多いのは確かです。
しかし、それでも借金地獄と言えるまで家計が火の車になってしまう人には、以下のような特徴があると考えられます。

  • 計画性がなく、返済の管理が苦手
  • お金の計算や収支・家計の管理が苦手
  • 他人に対して見栄を張ってしまう、プライドが高い
  • ストレス解消としてショッピングやギャンブルの癖がある
  • 物事に依存しやすい

これに加え、お金の問題を相談できるような相手がおらず借金問題の解決方法が分からないとなると、借金がどんどん増えてしまうことになります。

上記のような自覚がある人や、もしかして当てはまるかもと不安を感じた人は、家族や友人に勇気を出して相談をするか、弁護士・司法書士などの専門家に無料相談をしてみることを強くお勧めします。

20代の借金平均額

先述の金融広報中央委員会の調査によると、20代の借金の金額は50万円未満が36.2%と最も多く、借金額が増えるほど割合は少なくなっていきます。
つまり、20代は少額の借り入れをしているケースが圧倒的なのです。

しかし、中には車などを購入するために500万円以上のローンを組んで借金をしている方もいます。

少し前のデータですが、金融広報中央委員会の2018年の調査によると、20歳代の単身世帯の借入額は平均258万円、中央値100万円です(中央値=借入額を少ない順から並べて中位に位置する人の借入額)。

高級車や住宅ローンを組むと1,000万円以上の借金を抱えることになりますので、平均値はかなり高くなります。よって、より実情に近いのは中央値の方でしょう。
20代で高額のローンを組む人数自体は多くはありませんので、20代が抱える借金額の多くは数十万円~100万円の間と考えて良いでしょう。

借金地獄から抜け出す方法|弁護士への相談

「借金が年収の1/3以上ある」「毎月頑張って返済しているのになかなか残高が減らない」などの借金地獄でお悩みならば、まずは弁護士や司法書士に相談することが最もお勧めです。

借金の解決方法について一緒に考えてくれる

「頑張って節約をすれば完済できそうだ」という状態ならば良いですが、借金まみれと感じるならば自力での完済は不可能なケースが多いです。
借金地獄で返済のための借入を繰り返していたり、元金が減らないとお悩みだったりするならば、弁護士や司法書士に「債務整理」のサポートを依頼することが有効です。

「債務整理」には、主に自己破産・個人再生・任意整理の3つの手続きの種類があります。
自己破産は借金の支払義務を原則として全額免除する手続き、個人再生は全ての借金について元本から大幅に圧縮する手続き、任意整理は裁判所を通さず債権者と個々に交渉して利息などの減額を試みる手続きです。

借金の総額や、現在の収入、お手持ちの資産等の状況によって、あなたに最適な債務整理方法というものは違ってきます。
弁護士・司法書士ならば、あなたの現状に合わせて最適な債務整理方法・借金解決方法をアドバイスしてくれるでしょう。

もちろん、債務整理にはデメリットもあります。しかし、専門家はそのデメリットも加味した上で、あなたにとって最もメリットが大きくなる選択肢を提示してくれるはずです。

借金問題は一人で悩まず、弁護士・司法書士に相談してみましょう。

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依存症に対応しているクリニックを紹介してくれるケースがある

借金の原因が買い物依存症やギャンブル依存症ならば、上記の債務整理で借金を解決しても再び借金を抱えてしまったり、生活が困窮してしまったりする可能性が0ではありません。
浪費癖の段階であれば自分で治すことは可能ですが、依存症に発展している場合は自力での克服は難しく、カウンセリングやクリニックでの治療が必要になることもあります。

弁護士・司法書士によっては、債務整理だけでなく、依存症の治療に適したクリニックを紹介してくれることもあります。
借金の相談と合わせて事務所に相談してみると良いでしょう。

20代の借金地獄から抜け出した人の体験談

最後に、当サイトに掲載している弁護士事務所・司法書士事務所から、20代の方が実際に借金地獄の状況を解決した事例(体験談)を紹介していきます。

【26歳会社員|任意整理で月々の返済が7万円→3万円に】
インターネット上でできる借金の減額診断の結果、約7万円あった月々の返済は約3万円まで減額できることを知り、司法書士事務所に相談しました。結果、なんとか借金を完済することが出来ました。
とても便利に感じたリボ払いがこんなに簡単に多重債務の原因になるとは思っていませんでしたが、今後は計画的に給料の使い道を考えていかなければならないと反省いたしました。
司法書士法人ホワイトリーガルの体験談

【28歳会社員|月々の支払額を下げ、無理なく返済ができるようになった】
社会人になってからハイブランドのバッグや財布などをカードで購入をしていた依頼者は、仕事もある程度1人で任されるようになると、行動範囲も広がったことでキャッシングリボを使うようになりました。
手取りでは厳しい月もある中で買い物を続け、やがてリボ払いが枠いっぱいになってしまうと、限度額を超えた分の請求が届きました。その請求額は24万円で、ご自身の手取りのほぼ全額に近い金額でした。
さらに明細をよく見てみると、毎月の支払いはほとんど利息分で、借金が全然減っていないことに気が付きました。借金総額は160万円ほどでした。
依頼者は「このままではまずい」と感じ、ネットで見つけた当事務所の無料診断を利用しました。
すると、毎月の支払額を減らせる可能性があると結果が出たため、すぐに弁護士事務所に相談しました。
弁護士が任意整理の交渉をした結果、毎月の利息をカットすることで借金総額は110万円となり、月々の支払額も2万円にまで下げることができました。
弁護士法人オーガスタの解決事例

【20代会社員|闇金からの借金を司法書士に依頼して解決】
いわゆる「ソフト闇金」と言われるところからお金を借り続ける生活をしていました。厳しい取り立てはなくても、金利が高くて生活が圧迫されていきました。
大きくなっていく子供のためにも業者と手を切りたい!そう思って勇気を出して司法書士に依頼しましたが、驚くほどスムーズに業者と決別できて感謝しています。
司法書士法人アストレックスの体験談

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借金返済ができず、滞納・督促でお困りの方は、債務整理に強い弁護士事務所・司法書士事務所にご相談ください。

弁護士事務所・司法書士事務所に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。

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  3. 連日の督促・取り立てで精神的につらい

債務整理の実績豊富な弁護士事務所・司法書士事務所に相談・依頼することで、厳しい督促が止まり、難しい手続きもサポートしてもらえます。

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執筆・監修
服部 貞昭(CFP・日本FP協会認定)
ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
東京大学大学院 電子工学専攻修士課程修了

新宿・はっとりFP事務所
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