給料の差し押さえは拒否できない!会社にバレる前に回避する方法
給与差し押さえを受ければ、借金や滞納の事実が会社にバレてしまいます。差し押さえは拒否できませんので、適切な対処を行い…[続きを読む]
アイフルを含む消費者金融の返済が遅れると、取り立て、督促や催促が電話、郵便、メールで始まり、場合によっては法的措置が進行することもあります。
特に、ピンクの封筒や赤い封筒が届いた場合は要注意です。このような目立つ色で「至急開封」「親展」「重要なお知らせ」などと書かれている封筒が届くということは、アイフル側が裁判を起こす準備に入っていると考えられます。放置すると財産(給与・預貯金など)の差し押さえに発展する恐れがあります。
ピンクの封筒や赤い封筒を無視したり捨てたりすることは厳禁です。すぐに開封して中身を確認し、弁護士や司法書士にご相談ください。
この記事では、アイフルからピンクの封筒・赤い封筒が届いた場合の正しい対処法を解説していきます。
目次
アイフルからの借入を滞納すると、当然ながら督促・取り立てが行われます。督促状・催告状などの「ご通知」「連絡のお願い」から始まり、滞納が続けば「一括返済催告状」が届き、残務の一括払いを求められるでしょう。
そして、滞納から早ければ3ヶ月程度でピンクの封筒や赤い封筒で「通告書」が届くことがあります。実際、「アイフルを3ヶ月滞納しており、ピンクのハガキがきた」というYahoo!知恵袋の質問もあります。
おはようございます。
アイフルからヤバめな封筒来ちゃった。 pic.twitter.com/ujkl3CVG5U— たく@借金垢 (@Shakkin27291) May 22, 2023
このような目立つ色(ピンク、赤、黄色、青など)の封筒が届くタイミングはまちまちで、滞納から3ヶ月程度の早期で届く人もいれば、何年前に借りたか分からないほどの古い借金について通告書が届くケースもあります。
特に、アイフルは旧ライフ、ライフカードを引き継いでいるため、これらを滞納していた人は忘れた頃にアイフルからピンクの封筒が届くケースもあるようです。
ピンクの封筒や赤い封筒が届いたら、アイフルが借金の回収に本腰を入れてきたということです。これを無視していると、遠くないうちに裁判所から「支払督促」や「訴状」が届く可能性が高いです。
裁判所から郵便が届くということは、アイフルが既に裁判所に訴えているということになります。
こうなると差し押さえまでのタイムリミットはごく僅かですので、ピンクの封筒や赤い封筒が届いた時点で弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。
アイフルから督促・取り立てをされても「今は払えるだけのお金がないから」と無視・放置してしまう方は非常に多いです。
しかし、ピンクの封筒や赤い封筒が届いても無視を続けるのは絶対にやめましょう。
「法的手続きを開始します」という通告を無視すれば、アイフルは支払いを求めて裁判所に訴えます。そうなると、以下のようなリスクが起きるでしょう。
特に、給与の差し押さえは一大事です。
給与の差し押さえを受けると、完済まで継続して手取り賃金が減ってしまい、生活に直接的な悪影響が及びます。職場はもちろん、収入が減ることで同居家族にも滞納がバレてしまうことになるでしょう。
他にも、滞納が2〜3ヶ月続いた時点で所謂ブラックリストに登録されるため、クレジットカードの利用や新たな借入、ローンを組むことなどができなくなります。
アイフルの借金が払えないならば、ピンクの封筒が届く前、なるべく早めに対応をすることがお勧めです。
なるべく早めの対応が大事なのは先述の通りですが、ピンクの封筒や赤い封筒が届いてからでも間に合います。
この場合、これ以上放置をせずに以下の対応をしましょう。
まずは、封筒の中身を確認しましょう。「アイフルかどうか分からない、身に覚えのない差し出し人だ」という場合でも確認が必要です。
滞納の段階が軽微ならば、書面の文章は「支払いの確認が取れていません」などという柔らかな物腰で返済を促しているものでしょう。
支払いが厳しい経済状況ならば、この段階でも弁護士や司法書士に依頼をすることで債務整理による減額が可能かもしれません。
最初の滞納から2ヶ月ほど経過すると、「一括請求書」「期限の利益喪失通知書」が送られてくることも考えられます。
アイフルをはじめとした債権者は、長期で借金を返さない債務者に残務の一括払いを要求します。ここまで滞納していた借金を一括で支払うことは不可能でしょうから、解決のためには本格的に弁護士・司法書士のサポートが必要となってきます。
一括払いの請求から更に時間が経過すると、「減額和解のご提案」「利息全額免除での一括返済案」「分割払いのご案内」「優遇処置のご案内」などの文面があるかもしれません。
これは、アイフルが提案する支払いプラン変更の案内です。しかし、何年も前の借金についての案内ならば時効が成立している可能性も0ではありませんので、安易にアイフルに連絡をするのは控えましょう。
法的措置を検討するような文章が書かれているならば、裁判所に訴えられるのも時間の問題です。
いずれにせよ、借金が支払えないならばお早めに弁護士・司法書士に相談しましょう。
何年も前の借金ならば、時効が成立する可能性もあります。アイフルからの通告書に「約定弁済期日」「基本契約締結日」「最終貸付日」などの詳細が記載されているかと思いますので、確認してみましょう。
詳しくは後述しますが、これらの日付が5年以上前ならば、時効を援用することで支払い義務がなくなる可能性があります(借金の時効は自然と成立するわけではなく、債権者に対して「時効が成立しているので支払いません」と主張する援用手続きが必要です)。
しかし、「いつから5年と数えるか」の起算点が間違っていたり、途中で時効がカウントし直しになってしまう要素(中断事由・更新事由)が発生していたりする可能性もあります。
あなたのケースで時効が援用できるのかどうかを含め、援用手続きは安全策を取って弁護士や司法書士にご相談ください。
借金をしたことに全く覚えがないケースを除き、アイフルではない身に覚えのない会社企業の名前が印字されていても、詐欺であると決めつけてはいけません。
例えば、アイフルは利用者のプライバシー保護のため、アイフルを名乗らず「AIセンター(アイフルインフォメーションセンター)」という差出人名義を使うことがあります。
また、アイフルは「アストライ債権回収」「弁護士法人高橋裕次郎法律事務所」に債権回収の代理を依頼するケースもあるため、これらの名義で督促がされるケースもあります。この場合は、以前「受任通知」「債権譲渡通知」などが届いていると思われます。
さらに、消費者金融のアイフルから借り入れた記憶がなくても、アイフルはライフカードやビジネクスト、他社のカードローン保証業務と関連があります。よって、「アイフルからは借りていない!」と思っていても、アイフルから督促を受けるケースがあるのです。
いずれにせよ、過去に届いた郵便物を確認したり、直近に届いた封筒を開封して借金の内容を確認したりすることで、何の借金なのか目星をつけることができるでしょう。
アイフルを騙る詐欺が疑われるケースも含め、不明な点があったら弁護士へ相談してみることをお勧めします。
借金にも時効があります。最後の取引(借金の支払いなど)から一定期間が経過した場合、債務者の借金支払い義務がなくなります(消滅時効)。
日本において、アイフルからの借金は5年で時効が成立するでしょう。
そして、債務者が「時効の期間が経過しているので、こちらに債務の支払い義務はありません」と債権者に主張することを「援用」と言います。この援用しない限り、借金の時効は効力を発揮しません。
すなわち、ただ5年が経過しただけでは借金は勝手に時効とならないのです。
時効の援用に関しては、「本当に5年経過しているのか」「期間中に時効の中断・更新がされていないか」などを個別に確認することが重要です。
例えば、「起算点を間違えていて、まだ5年経過していなかった」「途中で借金の新しい返済計画について同意してしまった」「少しでも払えば利息を撒けると言われたので、1000円だけ支払ってしまった」「裁判上の請求をされた」というようなケースでは、時効の援用はできません。
実際に時効が成立している場合、時効の援用は個人ですることも不可能ではありません。
しかし、「本当に時効の援用ができるのか」を一般の方が判断するのは難しいため、失敗を避けるためにも専門家のサポートを受けることが安全です。
実を言うと、アイフルの借金について時効を狙うのは難しいことが多いです。
アイフルは時効が成立する前に裁判上の手続きに移行するケースも多く、また、支払いプラン変更を提案することで時効の更新(中断)を積極的に狙ってきます。
残念ながら時効の援用ができないケースで、借金がどうしても支払えないならば、弁護士・司法書士に相談をして債務整理を検討しましょう。
「債務整理」とは、借金の返済が困難な人が、文字通り債務(借金)を整理し再建するための合法的な手続きです。経済的な負担を軽減するために、借金を減額したり、返済計画のリスケジュールをしたりします。
債務整理には主に3つの方法があります。
債務整理は、借金問題に直面している人々を救済する有効な手段です。
しかし、債務整理には法的な知識が必要な上、複雑な手続きもあります。弁護士・司法書士の助言やサポートが必要になりますので、一度ご相談ください。
診断後は何度でも相談無料
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アイフルからの借金の返済を滞納すると、滞納の翌日から督促電話やメールがあります(遅延損害金も発生します)。
最初の督促は穏やかなもので、「いつ頃支払いができますか?」という、確認の意味を込めてのものになります。
しかし、滞納から日が経てば経つほど、アイフルからの督促の内容は厳しいものになって行きます。
滞納から1〜2週間後には自宅に督促状(封筒、ハガキ)が送られてくるほか、電話での取り立ても継続するでしょう。
そして、最短で滞納から3ヶ月程度で、目立つ色(ピンク、赤、黄色、青など)の封筒で「通告書」が届きます。実際、「アイフルを3ヶ月滞納しており、ピンクのハガキがきた」というYahoo!知恵袋の回答もあります。
ピンクの封筒や赤い封筒が届いたら、アイフルが借金の回収に本腰を入れてきたということです。これを無視していると、遠くないうちに裁判所から「支払督促」や「訴状」が届く可能性が高いです。
裁判所から郵便が届くということは、アイフルが既に裁判所に訴えているということになります。
これらが届いたら差し押さえまでのタイムリミットはごく僅かですので、ピンクの封筒や赤い封筒が届いた時点で弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。
アイフルからのピンクの封筒や赤い封筒を無視していると、裁判所から「支払督促」が届きます。これは、アイフルが裁判所に申立て、金銭の支払いを求めているということです。
支払督促に対しては、異議申立書が同封されています。債務者はこれを2週間以内に返送して、「異議申し立て」をする必要があります。
異議申し立てをしないと「仮執行宣言付支払督促」が送付され、これの到着後には財産の差し押さえなどの強制執行が可能となってしまいます。
強制執行で給与が差し押さえられると、完済まで継続して手取り賃金が減ってしまい、生活に直接的な悪影響が及びます。職場はもちろん、収入が減ることで同居家族にも滞納がバレてしまうことになるでしょう。
また、給与ではなく預貯金や不動産が差し押さえられる可能性も0ではありません。